2017年06月11日

がっちりマンデー|100円ショップのダイソー

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がっちりマンデー|100円ショップのダイソー

ゲストに100円ショップの最大手のダイソーを運営する株式会社大創産業の矢野博丈社長をお招きし、従業員数1万人、全世界に4950店舗を展開し、年商4200億円を誇るダイソーの儲かりの秘密に迫ります。

人そのもの
経営計画も売り上げ目標もノルマもないというダイソー。矢野社長は企業は人そのものであると語ります。

現場が命
毎朝の日課はラジオ体操。楽しく働くには体が基本というのが矢野社長の方針だと言います。ラジオ体操のあとは職場の掃除を行います。「PCの机の下、掃除入ります〜」など声を出して行うのがダイソー流です。しんどいことは朝に終わらせてしまおうというのも矢野社長の教えだと言います。

ダイソー名物のデバン。デバンとは届いた荷物を倉庫に運ぶ作業のことです。日頃、デバンの作業を行わない社員が、週に一回行っています。こちらも社長の方針で、このような作業をみんなで一致団結して行うことを奨励しています。

創業時からの伝統
 体を動かす
 声を出す
 みんなでやる


創業ストーリー
矢野社長が現在に到るには苦難の道のりがありました。学生結婚した奥さんの実家の家業であるハマチの養殖業を継いだ矢野社長でしたが、大失敗し、多額の借金を背負うことになってしまいました。その後、借金返済のために、百科事典のセールスやチリ紙交換運転手、土木作業員など九回の転職を繰り返し、最後にたどり着いたのが日用雑貨の移動販売でした。

そして、1972年にダイソーの前身となる矢野商店を立ち上げました。トラックで雑貨の移動販売を始めたのです。その際に、苦労したというのが値札をつける作業だったと言います。夫婦二人では値付けの作業が追いつかず苦肉の策として考え出したのが、「全部同じでええか」。これがのちの100円均一方式の始まりとなりました。

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飽きさせない
ダイソーの魅力、それはお客を飽きさせないことにあります。ダイソーのアイテム数は約7万点もあり、さらに毎月700の新商品が投入されています。

商品開発の最前線は、ダイソーのバイヤーとメーカーの商談現場です。100円という制限の中でどれだけメーカーに工夫と改善をしてもらえるかがポイントとなります。そのため、より良い商品を目指して10回以上の商談(メーカーへの改善提案)もあると言います。それでもメーカーにとっては、ダイソーで売ることは大きな魅力であると言います。それは、全世界4950店舗で販売するため採算が取れるということです。

また、商談を重ねることにはメーカーにとってもダイソーにとっても良いことなのです。メーカーにとっては、苦労をして作り出した商品はそれだけ思い入れがあるため、商品化されると必ず売れると言います。この妥協しない商談が、お客を飽きさせない魅力的な商品に繋がっているようです。

ちなみに、儲ける商品よりも売れる商品をというのが矢野社長の方針です。

営業中にどんどん陳列変更
ダイソーは営業中にもどんどん陳列を動かすのが特徴です。売れ筋商品を見やすくしたり、分類を変更したりと陳列替えを営業中に行います。

倉庫の自動化
全国8箇所にある倉庫にダイソーの秘密兵器が隠されていました。それは矢野社長の長年の悲願でもあった在庫管理と仕分け作業の自動化です。

これまで店舗が発注をしてから商品が届くまでの時間が読めないことがあったと言いますが、自動化を進めたおかげで、倉庫から出荷した翌日に商品が店舗に届くようになり、店舗の納品スケジュール管理ができるようになったのです。





posted by CYL at 09:12 | がっちりマンデー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年06月08日

モーサテ|新興国アップデート好況のフィリピン経済に潜む「双子の赤字」

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モーサテ|新興国アップデート
好況のフィリピン経済に潜む「双子の赤字」


今週の新興国のスケジュールで注目するのは、6日に発表されるフィリピンの5月の消費者物価指数です。アジアの中でも好調を続けるフィリピン経済。4月の消費者物価指数は前年同月比3.4%増と中央銀行の物価目標である2.0%を上回っています。上限の4%が見えて来ているので今後の物価動向次第では、金融引き締めに舵を切ることも考えられます。

消費者物価指数上昇
背景
・堅調な景気
・原油価格の上昇

消費者物価指数とは
消費者物価指数とは、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。物価は、国民のお金回りが良くなり、モノを買う人が多くなれば上昇率が高まり、逆にお金回りが悪くなり、モノを買う人が少なくなると、上昇率が下降する傾向にあります。

その物価の変動がわかる消費者物価指数は「経済の体温計」とも呼ばれていて、さまざまな国内の経済政策を決める上で、非常に重要な指数として使われています。(SMBC日興證券HPより抜粋)

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双子の赤字のリスク
ドゥテルテ政権が掲げる経済政策の主軸は、インフラへの投資です。ビルド・ビルド・ビルド政策によってGDPに占めるインフラ支出額を15年の5.1%から22年には7.4%にすることを目標としています。

そんな中、懸念されるのが経常収支と財政収支の赤字リスクです。経常収支については現時点ですでに赤字になっています。その背景には、イフンラ開発のための資材支出や機械の輸入増加、さらにトランプ政権の外国人労働者への締め付け強化により、出稼ぎ労働者の送金が減少する可能性があり、経常赤字は今後も続くことが予想されています。

経常収支の赤字
背景には
・資材の支出
・機械の輸入増加
・出稼ぎ労働者の送金減

経常収支とは
輸出額から輸入額を引いた「貿易収支」、海外への投資によるもうけから、海外からの投資によるもうけを引いた「所得収支」、主に外国人旅行者が日本で使ったお金から日本の海外旅行者が外国で使ったお金を引いた「サービス収支」、主に途上国支援に出したお金を示す「経常移転収支」を差し引きした金額のことを表します。(コトババンク参照)

フィリピン経済はインフラ支出により高い経済成長が見込まれていますが、税制改革により経済の成長が税収にうまく結びつかなければ、財政収支が悪化してしまいます。つまり、税収以上に政府の支出が多くなってしまう危険があります。

このように高い経済成長率の一方で、経常収支と財政収支の赤字リスクが潜んでいることに注意を払うことが必要となるようです。

posted by CYL at 08:00 | モーサテ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年06月07日

ガイアの夜明け|東京を攻める新たな挑戦者

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ガイアの夜明け|東京を攻める新たな挑戦者


沖縄県のうるま市に本社を構える株式会社ミリオンは、沖縄県内に約3000台の自動販売機を設置する会社です。黄色い自動販売機で売られているのは格安な有名メーカーの商品とミリオンオリジナル商品の数々。多くの人がミリオンの自動販売機を選んで買って行きます。ミリオンの自動販売機の一番の特徴はその安さにあります。

格安の秘密
メーカー在庫大量仕入れ

一般的に激安自動販売機の場合、あまり知られていないドリンクが並ぶことが多いのですが、ミリオンスーパーショップはコカコーラなど有名なブランドのドリンクが並んでいます。格安の秘密は、メーカーの売り損じや作りすぎた商品、また、賞味期限が短い商品を仕入れることで価格を抑えています。
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毎月定額をオーナーにお支払い
一般的に飲料メーカーが自動販売機を設置した場合、自動販売機は無料レンタルとなり、オーナー(自動販売機を置く人)は売れた金額の何割かをもらう歩合制です。この場合、まったく売れなかった場合は、電気代などでオーナーが赤字になることもあります。ミリオンの場合、毎月決まった金額を自動販売機の占有料としてオーナーに支払うため、損するリスクを低く抑えることができるのです。

オリジナル商品17種
ミリオンの自動販売機の特徴は、有名メーカーの商品の安さとオリジル商品にあります。ミリオンのオリジナル商品は、沖縄の人の嗜好に合わせて17種類もあります。

東京進出の秘策
バジルシードドリンク

ミリオンが東京進出のために用意した秘策がバジルシードのドリンクです。バジルシードは栄養価が高いとされるスーパーフードの一つです。女性の美肌効果があるとされています。スーパーフードの商品は巷に多く存在していますが、商品の値段が割安なため、毎日、手にするのは容易ではありません。そんな健康志向の女性の需要を取り込みたいと考えていました。

チャレンジ精神で今までに無いものを
ミリオンの東京進出に取り組む平川専務は、常にチャレンジ精神で今までにないものを手掛けて行きたいと語ります。






posted by CYL at 22:24 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年06月06日

ワールドビジネスサテライト|パリ協定離脱に沸く石炭の街

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ワールドビジネスサテライト|
パリ協定離脱に沸く石炭の街


アメリカのトランプ政権がパリ協定離脱宣言を行いました。二酸化炭素排出量で世界第2位のアメリカが、パリ協定から離脱する意味は世界の気候変動にとって決して小さくありません。ただ、正式な離脱はパリ協定の規定により3年後の2020年11月となります。

石炭産業の雇用創出
離脱を表明したトランプ大統領の演説で頻出したのが”石油産業”という言葉です。アメリカの石油産業の雇用は消えてなくなったのではなく他国に奪われているとトランプ大統領が語る通り、パリ協定離脱の背景には石油産業の支持者と石油産業の雇用創出の狙いがあるようです。

トランプ政権で石炭需要拡大
ウエストバージニア州チャールストン郊外にあるかつての石炭の街は、現在、石炭産業の衰えにより住民の約3割りが年収300万円以下の貧困地帯となっています。街に暮らす元炭鉱労働者は、環境規制の緩和は石炭産業にとって良いことだと語ります。

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アメリカで石炭は主に火力発電の燃料として利用されています。オバマ前政権の下、石炭は二酸化炭素排出量がより少ない天然ガスにとって変わられていました。その結果、過去5年間で全米で45社が経営破綻しています。
しかし、トランプ政権以降、再び石炭産業は活気を取り戻しつつあるようです。

プリチャード・マイニング社で働く炭鉱労働者のひとりボブ・ベネットさんは約半年ほど前からフルタイム雇用になったと話します。プリチャード・マイニング社は、半年前まで従業員28名でしたが、現在は約90人に増加しています。その背景には、石炭需要の増加があります。石炭産業にとってトランプ大統領は今や希望の光そのものとなっているようです。

一方でトランプ政権政府の決断に、気候変動よりも政治献金を優先するなんてという意見もあるようです。

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posted by CYL at 21:25 | ワールドビジネスサテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オイコノミア|あなたの知らない”お菓子”な経済学

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オイコノミア|
あなたの知らない”お菓子”な経済学


チョコレートから見えてくる経済学
製品差別化

いま健康志向のチョコレートが注目を集めています。それを示すようにチョコレート市場の推移をみるとチョコレートの小売金額は年々伸びており、2015年には約5000億円となっています。また、50歳以上のチョコレートへの支出額が過去15年で5割も増加しています。

チョコレートはお菓子の定番であるため、競争相手が多く価格競争が激しくなります。価格競争になると商品の値段が下がるため消費者にとっては嬉しいことですが、売り手は困ってしまいます。

そこで、従来のチョコレートよりも低糖質であるなど健康志向のチョコレートを開発することで、競争相手が少ない状態を作り出そうと売り手は考えます。

健康志向のチョコレートは、従来のチョコレートと似ているけれど、違うので、独占力があります。独占力があることで競争を回避することができるため、健康志向のチョコレートは商品価格を高めに設定できるのです。

さらに元々チョコレートが好きな人だけではなく今までチョコレートを食べなかった層までターゲットにできるため、新たな市場の創出に繋がります。

このように新しい機能や特性をつけることで他の商品と差別化し、消費者を獲得することを製品差別化と言います。


カカオ豆の生産者の貧困
買い手独占

カカオ豆生産者の貧困が世界的な問題となっています。なぜカカオ豆生産者の収入が低いのか。その原因は、カカオ市場の仲買人の買い手独占状態であることが挙げられます。

複数の買い手がいる場合は、生産者は買い手の中から一番高く買ってくれる人にカカオ豆を売ることができまます。しかし、カカオ豆生産者が貧しいため、売るために必要なトラックなどの輸送手段を持っていません。そこで村までカカオ豆を買うつけにきてくれる買い手に売ることになります。

その結果、買い手独占となってしまいます。買い手独占の場合は、買い手が一人しかいないので売り手の交渉力が非常に低い状態となり、当然高く買ってもらうことはできません。


経済学でダイエット?!秘密は税金
経済学にも肥満を防ぐ方法があります。それは税金です。
イギリスで2018年に導入が予定されている砂糖税は、砂糖の含有量100mlにつき5g以上8g未満の場合、1リットルに対して18ペンス(約25円)が課税されます。また、砂糖の含有量100mlにつき8g以上の場合は、1リットルに対して24ペンス(約33円)が課税される予定です。(これらの税収は子供向けの健康プラグラムの財源に充てられます。)このように税金を課すことで人々の消費に歯止めをかけようというのです。

また、3人に1人が肥満だと言われるメキシコでは、2014年に砂糖入り飲料1リットルに対して1ペソ(約6円)が課税される税金が導入されています。その結果、消費量が9%減少したと言います。(特に低所得者の消費量については17%減少)

一般的に税金は、人の行動に影響を与えないものが良いとされていますが、砂糖税やソーダ税のように人の行動を変える目的で導入される税金のことをピグー税と言います。ピグー税は人の行動を変えることで社会をより良くすることができると期待されています。

ピグー税の例
ロンドンの渋滞税
平日の7時から18時まで課金区域内で運転するドライバーは1日11.5ポンド(約1600円)を支払う
posted by CYL at 08:00 | オイコノミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする