2017年12月21日

クローズアップ現代|夫婦げんかのリスク

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クローズアップ現代|夫婦げんかのリスク
子供の感情や学力に影響も



両親が子供の前で喧嘩をするのは、一般家庭でもそれほど珍しい光景ではないかもしれませんが、その光景を見ている子供達への影響が研究でわかってきています。それは脳のメカニズムの結果、記憶力や学習能力の低下を引き起こすリスクがあるというのです。

精神科医の杉山登志郎氏によると、お互いに暴言を言い合っている状態を見るだけで、(子供へ)すごいダメージになると認識せざるを得ないと語ります。

夫婦げんかの下記のような状態は子供へ大きな影響を与えるリスクを抱えているのです。

「役立たず」など存在を否定する
どうでも良いことをチクチク言う
毎日冷戦状態
ほとんど口をきかずいつも険悪
「使えねぇ」などモラハラ発言

子供たちのためにも夫婦げんかはほどほどにしたいところです。夫婦げんかを減らす極意について日本臨床心理士会理事の信田さよ子さんに伺いました。

夫婦げんかを減らす極意

その1
主語は「あなた」ではなく「私」に


その2
決めつけて言わない

(あなたはいつも。。。だから等)

その3
大事な話は場所を変えて

(例えば、カフェなど)

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子供たちのケア「宝物ファイル」
どんな子にも長所はある!


すでに夫婦げんかを散々子供の前で行ってしまった方にも朗報があります。研究から子供の傷も回復することがわかっています。その一つの方策が、親や友達から長所を書いてもらう「宝物ファイル」です。

自分の長所をあげてもらうことで自己肯定感がアップするのです。ポイントはファイルとして形に残しておくことで、いつでも見返すことができるようにしておくことです。

研究を進める福井大学特別研究員の岩堀美雪さんは「どの子にも必ず良いところがあるということをいつまでも忘れないでいただきたい」と語ります。実際に、親の喧嘩に悩んでいた子供が、宝物ファイルを始めたことで、態度や行動が落ち着いたと言う事例があります。


posted by CYL at 18:59 | 話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年12月20日

ガイアの夜明け|誰が支える?食卓の真実

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ガイアの夜明け|誰が支える?食卓の真実



肉ブームの裏で肉牛の繁殖農家の数が激減しています。1976年には約30万8,000戸あった肉牛の繁殖農家の数は、2017年には約4万3,000戸になっています。(約86%減)さらに残った農家を苦しめているのが過酷な労働環境です。そんな労働環境を改善すべく支援を行う企業の取り組みに迫ります。


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鹿児島県伊佐市にある小北農場。農場で働く小北剛さんは、家族との夕食を終えると牛舎へ戻り、一頭の牛の様子を伺います。出産を間近にひかえた牛です。出産予定日を4日過ぎています。小北さんは、人間が立ち会わず死んでしまう牛がいるため、この夜、いつ産まれてもいいように待機していました。しかし、結局、その夜は産まれませんでした。

創業2016年、従業員数28人のベンチャー企業のデザミス。代表を務める清家浩二さんは、パナソニックのグループ会社に勤務し農業用扇風機の営業を担当していました。過酷な環境下で仕事をする肉牛農家を目の当たりし、会社を立ち上げ、ある機器を開発しました。

それがU-motion(ユーモーション)です。牛にセンサーであるU-motionを取り付けることで牛の活動量や餌を食べたのか否か、発情行動の有無などを把握します。

宮崎県高鍋町にある森ファーム宮崎に、デザミスの清家浩二さんの姿がありました。U-motionを取り付けた牛の中で活動量が極端に落ちた牛を発見しました。実際にその牛を特定して調べてみると動けずに地面にへたってしまっていました。すぐに獣医を呼んで対処をすることができましたが、これもU-motionのセンサーにより、すぐに牛の異常を発見できたことが今回の迅速な対応に直結しました。

分娩アラート
再び出産予定日を過ぎても分娩に至っていない牛を抱える小北農場。デザミスとNTTテクノクロスで開発を進めているのが分娩アラートです。U-motionで集めたデータをデータ分析を得意とするNTTテクノクロスが分析を行い、分娩の際に現れる牛の行動を特定し、分娩アラートとして分娩の兆候を農家に知らせる仕組みです。

分娩アラートの知らせを受けた小北さんは、牛の元へと向かいます。結果的に分娩アラートから8時間後、無事に出産が終了しました。今回の出産で有益であると感じた小北さんは、分娩アラートを今後もどんどん活用して行きたいと語ります。一方で、デザミスの清家さんは、世界中の牛を全てインターネットに繋げるのが目標と語ります。





posted by CYL at 18:46 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年12月17日

がっちりマンデー|儲かる外国人社長

がっちりマンデー|儲かる外国人社長



アクティブゲーミングメディア

マンガやゲームの翻訳でがっちり

大阪市西区にあるスペイン出身のイバイ・アメストイ社長が代表を務めるアクティブゲーミングメディアは、日本のマンガやゲームを翻訳している会社です。


マンガの翻訳は1ページで料金をもらう料金体系となっています。その価格は、約1000円から7000円となっているといいます。たとえば、医療やビジネスなど専門的な内容に関する翻訳、または英語以外の言語の翻訳になるとより価格が高くなる仕組みです。


また、アクティブゲーミングメディアにおいて、いま1番の稼ぎ頭となっているのが、ゲームだといいます。日本のゲームは海外で人気があり、ゲーム業界の市場は10兆円と言われていますので、その翻訳を含めた“ローカライズ”という業務です。


ローカライズとは、海外の法律に合わせてゲームの中身の微調整を行う業務です。具体的にはゲーム内の演出や絵柄を変更します。



包丁専門店「タワーナイブズ」

大阪市浪速区にある外国人向けの日本製だけを取り扱った包丁専門「タワーナイブズ」。日本の包丁は海外からの観光客に人気がありましたが、外国人向けのお店がありませんでした。そこに目をつけたのが「タワーナイブズ」です。英語、フランス語、デンマーク語、中国語の4カ国語で包丁の専門知識を持ったスタッフが対応してくれます。さらに、左利きが多い外国人向けに左利き用の包丁も扱っています。タワーナイブズは、現在、大阪に2店舗、東京(ソラマチ)に1店舗を構えてがっちりです。


ラピュタ・ロボティクス

自律飛行型ドローン

東京中央区にあるラピュタ・ロボティクスの代表を務めるのはスリランカ出身のモーハナラージャ・ガジャンさんです。操縦する人間がいなくても自由に飛べるドローンを開発しています。24時間定期的に何度でも飛行ができるため、監視目的として造船所や港などでの活用が期待されています。










posted by CYL at 10:55 | がっちりマンデー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年12月06日

オイコノミア|欠乏の経済学

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オイコノミア|欠乏の経済学



経済学の元々の目的は、モノやお金など物的資源の配分を研究する学問です。つまり、欠乏の研究の元祖と言ってよいでしょう。

ところが今、物的資源ではなく“心の資源”の欠乏が与える影響を経済学で研究しています。欠乏によって特別な心の状態(マインドセット)になることがわかっています。

欠乏を感じた時、人の心はどんな動きをするのか見ていきましょう。

1、目の前の欠乏しているものに注意が向けて心がいっぱいになる。
2、集中ボーナスがもたらされる。
3、処理能力の低下
4、トンネリングの状態になる
5、ジャグリングの状態となる
(1へ戻って負のループに陥る)

集中ボーナスとは
集中ボーナスとは、下記のムッライナタンとシャフィールドの実験結果の通り、目の前のことだけに焦点を当てることで集中力が高まることをいいます。その代償として、処理能力に負荷がかかることで正しい判断ができなくなって様々な間違いをしまう。(トンネリング)

ムッライナタンとシャフィールドの実験とは
持ち玉の数が違う2つの集団で射的ゲームを行ったところ、持ち玉が少ない集団が高得点を記録した。(集中力が高まった。)

トンネリングとは
何かに集中することで他のことに意識を向けられないこと。トンネリングの状態になると喫緊の課題に集中してしまうあまり、緊急ではない活動を後回しにしてしまいます。その結果、目の前のこと場当たり的な対応に終始してしまう。(ジャグリング)

トンネリングから抜け出すヒントは、下記のマシュマロテストの結果の通り、他のことに注意を向けることで、トンネリングを回避することができる。

マシュマロテストとは
子供の目の前にマシュマロをひとつ置いて「戻ってくるまで食べずにいられたらもう1つあげるよ」という実験です。待っていられた子供たちが何をしていたかというと、マシュマロ以外のことを考えるようにしていた。

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貧困と欠乏

フィリピンのスカベンチャーと呼ばれるゴミの中から資源を収取して日々生活の糧としている人々がいます。彼らには貯蓄の習慣がないため、日々の暮らしだけに注力してしまい(トンネリング)、例えばシャンプーなどはボトルで購入した方が結果的に支払う総額を抑えることができますが、小分けのシャンプーをその日使う分として購入をしています。

また、時にまとまった収入があったとしても、お酒やタバコ、ギャンブルなどに費やしてしまいます。(判断能力の低下とジャグリング)

貧困問題は、欠乏の状態を理解することで、解決のアプローチは変わってきます。

貧困解決の道
教育や貯蓄によって将来が良くなるという情報を提供する(し続ける)ことが大切であることがわかっている。(将来の利益の「見える化」)

例えば、大学の年間授業料と大卒者が将来見込める月収を「見える化し、さらには貯金を促すためにタバコを1本節約するといくら、ビールを1本節約するといくらとこちらも「見える化」する取り組みがなされています。

さらに、これらの取り組みについて1度だけではなく、定期的に周知することもまた重要です。そのために大切なのが「リマインド」です。

リマインドとは
忘れてはいけないことを思い出させるためのお知らせのことです。

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欠乏に陥らないためのポイント
スラック


スラックとは
英語で緩み、たるみを意味するスラックは、経済用語で使われていない余裕の資源を意味します。

スラック(余裕)があれば予想外のことがあっても対処できます。アメリカのセントジョンズ地域医療センターの例を見てみましょう。同センターには32ある手術室はいつもいっぱいで急患があった場合は、その都度、手術スケジュールを組み直すことで対処していましたが、ミスが多く発生していました。

この状態を専門家に相談したところ、急患用にひとつ手術室を空けておくことを提案された。助言に基づいて実施したところ効率が格段にアップして毎年手術件数が7~11%増加する結果となっているといいます。まさにスラックの効果と言えます。

posted by CYL at 23:26 | オイコノミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オイコノミア|遊園地・テーマパークの経済学

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オイコノミア|
遊園地・テーマパークの経済学


遊園地・テーマパークの売り上げは2016年度過去最高額(約6650億円)を記録しました。少子化が進む社会においてなぜ過去最高額を記録したのでしょうか。経済学からみていきましょう。

資産の有効活用

夏に賑わいをみせているテーマパークと言えばプールですが、冬になれば無用の長物(遊休資産)となります。そんなプールを冬には釣り堀として活用しているテーマパークがあります。このように、1つの資源を使って複数の事業を展開することで生産性を上げることを経済学では“範囲の経済”といいます。

遊休資産とは
所有しているのに使っていない資産

範囲の経済とは
1つの資源や技術を使って複数の事業を展開することで生産性が向上すること。(例)コンビニのATMや宅配サービス、発酵技術を使ったビール会社の医療品事業

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遊園地の消費の意味が変わった

また、ブログやSNSが遊園地やテーマパークの好調を後押ししています。SNSの登場によって遊園地の消費の意味が変わりました。

これまでの遊園地での消費の意味は、自分が楽しんで満足感を得るもの(非地位財)でした。しかし、いまは自分の楽しい思い出を他人に見せて満足感を得るもの(地位財)になっています。つまり、人より貴重な体験をしないと自分の満足度が上がらなくなったのです。

地位財とは
他人と比較することによって自分にとっての価値が変わるもの。(例:車、時計など)

非地位財とは
他人と比較してもしなくても自分にとっての価値が変わらないもの。(例:健康、通勤時間など)


大人・子供料金の違い

大人料金と子供料金に違いがあるのは、子どもを安くした方が結果的に遊園地全体の利益が大きくなるからという端的な理由です。遊園地側は、子供には子供の価格、大人には大人の価格というように、それぞれ利益が最大になる価格を設定しているのです。

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行列には耐えられますか?

遊園地に行くとアトラクションに乗るために時に何時間も行列に並ばなければならないことがあります。経済学で行列を見てみると、機会費用が高い人ほど不利な仕組みとなっています。

機会費用とは、ある行動をとった時間にほかのことをすれば得られたはずの利益のことを言います。例えば時給1000円で働いている人が1時間行列に並んだ場合の機会費用は1000円ということになります。

そのため、行列に並ばないとアトラクションに乗れないとすると機会費用が高い人は遊園地に行かなくなります。それを避けるための仕組みとして、追加料金で行列を飛ばすというサービスを用いることで機会費用が高い人でも遊園地へ足を運んでもらうようにします。

この仕組みは遊園地に限らずタクシー配車サービスやグリーン車・指定席にも当てはまります。新幹線の指定席やグリーン車は、使い料金を支払うことで事前に席を確保でき並ぶ必要がないというわけです。

posted by CYL at 23:24 | オイコノミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする