2017年01月08日

ワールドビジネスサテライト|シェールガス日本への影響

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ワールドビジネスサテライト
トランプ氏に揺れる日本、
シェールガス日本への影響


6日、新潟県上越市の上越火力発電所に、アメリカ産のシェールガスから作った液化天然ガス(LNG)が到着しました。アメリカ産のシェールガスの日本への輸入第1号となります。

輸入を行なったのは、東京電力と中部電力の出資で設立されたJERAです。今後は、東京電力管内の火力発電所への輸入も検討されていると言います。

シェールガスとは従来の天然ガスより深いシェール層に滞留するガスで2006年以降、掘削技術の向上などによりアメリカで生産が本格化しました。天然ガスの輸入国であったアメリカは、輸出国へのと変貌を遂げました。

このシェールガスの生産増加はトランプ次期米大統領が進めようとしている政策の一つなのです。トランプ氏はアメリカ国内でエネルギー資源を安く使うことができれば、電気代やガス代が下がり、アメリカ企業の生産拠点を国内に取り戻せるとして、天然ガスやオイルの採掘に積極的な姿勢を見せています。これまでの環境悪化の懸念から採掘地域を限定するなどの規制を強化しましたオバマ大統領の政策とは対照的です。

現在の日本の液化天然ガス(LNG)の輸出は主に中東に依存しています。中東のLNGの価格は原油価格と連動していることから価格の変動が大きいことが一つの特徴となっています。一方で、アメリカ産のLNGは、原油価格と連動していないことからその価格は比較的安定しているというメリットがあります。

ただ、これまで原油や天然ガスなどのエネルギー資源を中東からまかなってきたアメリカが、エネルギー資源を自国でまかなえるようになった場合、これまでのように中東地域の安定化への関心が薄れてしまうことが懸念されています。

そうなった場合、エネルギー資源を中東地域に依存する日本にも影響が出る可能性があり、トランプ氏のエネルギー政策に注視する必要があります。


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2017年01月07日

ワールドビジネスサテライト|トランプ氏に揺れる日本、批判が矛先がトヨタに

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トランプ氏に揺れる日本、批判の矛先がトヨタに


空調大手のキャリア、アメリカの自動車ビッグ3のフォードモータースにメキシコ工場の新設を撤回させるなど保護主義的な主張で企業に介入を続けているトランプ次期アメリカ大統領ですが、ついにその矛先がトヨタ自動車にも向かいました。

6日の未明、トランプ氏はツイッターで「トヨタはメキシコにアメリカ向けカローラの新工場を作ろうとしている。とんでもない。アメリカに工場を作るか、高い関税を払うかだ」と主張しました。

トヨタ自動車のメキシコ新工場は一昨年に発表れたものです。2019年の稼働を目指して現在建設中です。トランプ氏の発言を受けて米国トヨタは次のような声明を発表しました。

「メキシコの工場はアメリカからの移転ではなく、新たに造るものあるので、現在のアメリカ国内の生産規模や雇用が減ることはない。」

トヨタ自動車はアメリカ国内に10の工場を持ち約13万人の雇用を確保していると主張し、トランプ氏の指摘は当たらないとしていますが、このまま計画を進めれば、輸入車に高い関税がかけられる懸念もあります。一方で、メキシコ工場の建設を断念すれば、生産体制の再構築が必要となります。

トランプ氏とトヨタ自動車の話題に市場が反応しました。トヨタ株が売られたほか、メキシコに生産工場を持つ日産やマツダの株価も下落しました。

トヨタ自動車の問題に関してはノーコメントとしながらも、日産自動車のカルロス・ゴーン氏は、「北米自由協定(NAFTA)が変更されれば対応を調整する。20日の新政権の政策に注視している」と発言しました。

日産は、メキシコで年間約85万台の生産能力を有しており、その約7割を輸出しています。その最大の輸出先がアメリカとなっています。






posted by CYL at 10:04 | ワールドビジネスサテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ワールドビジネスサテライト|世界最大の家電ショー「CES」

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世界最大の家電ショー「CES」



今年で50回を数える毎年恒例の世界最大の家電ショー「CES」が5日よりラスベガスで開催されます。昨年は17万人が訪れました。

これまでは新型テレビなどの発表の場として注目を集めていましたが、近年は、自動車メーカー及び関連メーカーの出展が年々増加しています。その背景には、電気自動車の普及やインターネットサービスとの連携が拡大していることがあるようです。

今回、初めての出展となる日産自動車のカルロス・ゴーン氏の基調講演も予定されています。


4日の開幕に先立ちメディアに公開されました発表会で、ひときわ注目を集めていたのが、トヨタ自動車のコンセプト・アイです。AI(人工知能)を搭載した車です。

人工知能が運転者の表情や動作などから感情や疲労の度合いを把握します。運転者が疲れているなど危険を察知した場合は自動運転に切り替えるなど人の心が理解できる車だと言います。

トヨタ自動車MS製品企画の岡部慎氏は「私たちの究極の目標はAI(人工知能)の技術で人を幸せにする車をつくること」と語ります。

かつて家電の祭典であったCESは、今や自動車メーカーがシノギを削る場となりつつあるようです。




posted by CYL at 02:06 | ワールドビジネスサテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2017年01月05日

ワールドビジネスサテライト|どうなる!?2017年世界経済の行方

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どうなる?! 2017年の世界経済



アメリカ経済の注目点
キーワードは「ドル高の行方」


ドル高が続けば、自動車産業などの従来型の企業の業績に影を落とすことになります。アメリカ経済の成長が伸びなければ、トランプ氏がドル高への牽制球を得意のツイッターで行う可能性も否定できません。

アメリカ経済とドル高の関係について、コロンビア大学のグレン・ハバード学長は次のように語ります。これまでドル高は世界経済へのプレゼントのようなものでした。しかし、ドルが上がりすぎると金融政策に影響を与えます。大方の予想では、今年の利上げの回数は3回と目されていますが、急激なドル高が進めば、利上げの回数が減るかもしれないといわれています。

欧州経済の注目点
キーワード「3人の女性政治家」


今年は、オランダ、ドイツ、フランスで選挙がありますが、イギリスのようにEU離脱の動きが続くのかどうかが焦点となっています。その鍵を握っているのが三人の女性政治家です。

フランス野党国民戦線党首のルペン氏
EU離脱を掲げているルペン氏は、4月のフランス大統領選挙において2位の支持率を得ています。フランス大統領の権限は、首相の任命、議会の解散権、国民投票の実施など大きな権限を持っていますので、ルペン氏が大統領になった場合は、EU崩壊の危機に陥る可能性もあります。

ドイツ野党のドイツのための選択肢のフラウケ・ペトリー氏
反EUを掲げるペトリー氏率いるドイツのための選択肢は結党からわずか4年の政党ですが、移民問題などが追い風となって政権与党を脅かす支持率を得るまでに成長しています。

メルケル首相
上記二人の政治家の動きをなんとか封じ目込めようとしているのがドイツのメルケル首相です。12年目の任期を迎えるメルケル首相ですが、秋の総選挙で仮に野党に大きく議席を奪われ、辞任に追い込まれるようなこととなれば、市場には大きな衝撃が走ると予想されています。ただ、目下のところ、ルペン氏やペトリー氏が選挙で敗れ、メルケル首相側が勝つというのが大方の予想です。

中国経済の注目点
キーワード「緩やかな景気減速」


2017年は2020年までの目標である年率6.5%成長を下回ると予想されています。現在、中国経済を支えているのは、政府によるインフラ投資と住宅ブームです。しかし、それ以外で経済を牽引する産業が育っていないのが大きな課題となっています。周政権は、2017年を構造改革を進める痛みの年とする考えがありますが、秋には今後5年間の指導部の顔ぶれを決める共産党大会が控えているため、国内景気の下支えを優先せざるを得ないのではないかとの声もあります。構造改革を進めながら、景気の減速をいかに回避するか周政権の舵取りが問われます。









posted by CYL at 22:46 | ワールドビジネスサテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年09月19日

ワールドビジネスサテライト|ホンダ 国内市場で再び輝けるか

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ホンダ 国内市場で再び輝けるか



これまで屋台骨とも言える存在でホンダを支えてきたのがホンダの小型車フィットです。好調であった2012年から2014年までの販売台数は約20万台でしたが、リコール問題によりその販売台数は2015年には11万9846台
2016年上半期5万8672台と減少を続けています。

フィットハイブリッドは、2013年10月を皮切りに発売から1年で5回もリコールが発生し、ホンダのブランドイメージを損なう結果となりました。

その後、追い打ちをかけるようにタカタ欠陥エアバッグ問題で、ホンダは2016年3月期まで2期連続で営業減益となりました。



そんな状況の中でフィットに変わる新たな柱として期待されるのが16日に発表された新型「フリード」です。8年ぶりのフルモデルチェンジですが大幅な改良は加えらえていません。

床が低く乗り込みが楽、室内空間が拡大したなどの小幅な改良で、外観デザインにも大きな変更はありません。

ハイブリッドタイプの燃費は27.2km/Lとミニバントップクラスの低燃費ですが、これといった大きな特徴はありません。

個性を主張しない車として幅広い客に支持されることでホンダの国内販売の反転攻勢に大きな役割を期待されています。

一方、特徴のないフリードとは対照的にホンダらしいとんがった車として、スポーツカーNSXを10年ぶりの国内販売を発表しました。ブランドイメージを高めることで中長期的な成長につなげる狙いがあります。


ホンダ八郷社長
 生活に役立つ車
 操る喜びを追及する車

ホンダの狙い
 新型フリード=国内販売回復
 NSX=ブランドイメージ高める

posted by CYL at 10:00 | ワールドビジネスサテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする