2016年01月07日

ガイアの夜明け|”伝統の味”を打ち破る「佃煮」

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ガイアの夜明け|”伝統の味”を打ち破る

秋田県の老舗佃煮屋
佐藤食品の挑戦


秋田県の老舗佃煮屋「佐藤食品」の4代目の佐藤賢一さんは売上げの減少に頭を悩ませていました。そして新たな一手を打つことに。それが、niftyが提供するインターネットサービス「うまいもんプロデューサー」です。

その仕組みは次の通り。まず、食品を開発したい事業者が30万円を支払い、サイトに登録します。するとアイデアや意見を出したい一般のユーザーがプロデューサーとなって一緒に商品開発をしてくれるというものです。

”待っているだけでは始まらない。何か手を打ってみて、動くからこそ見えてくるものがある”と考える佐藤さんは、うまいもんプロデューサーに寄せられた意見をもとに新商品開発に乗り出しました。

トマト風味の佃煮!
それはトマトをつかった佃煮です。トマトのエキスを使用してトマト風味の爽やかな佃煮を目指します。また、その製法は、従来の製法とは全く違うものでした。佃煮のメリットのひとつに保存性の高さ、つまり賞味期限が長いことがありましたが、佐藤さんは保存性よりも美味しさを最優先し、”浅炊き”という製法を採用しました。


試食会で厳しい意見が
佐藤さんの佃煮を応援する約400人の内、9人が参加したうまいもんプロデューサーの試食会が渋谷で開催されました。集まった人々に意見を聞きますが、厳しい意見が多く出ました。トマトの味がしない、魚の臭みが気になるなどなど。

秋田に戻った佐藤さんは、試食会で指摘された魚の臭みを抑える秘策を考えていました。臭み対策として酢を使うことにしたのです。また、トマト風味をより強く打ち出すために、トマトピューレを使うことにしました。

三越恵比寿店でテスト販売
「黄金佃煮 生炊若さぎ 完熟トマト」と銘名された商品を携えて佐藤さんがやってきたのは、三越恵比寿店です。恵比寿店でのテスト販売に望むためです。売れ行き次第で今後の取引が決まる佐藤さんにとってまさに大一番。

佐藤さん自らが売り場に立って試食を勧めます。すると試食したひとは、いままでにない味に興味を惹かれたのか、次々に購入して行きます。そしてついに用意した50個が見事に完売しました。後日、担当者が佐藤食品を訪れ、新商品が三越恵比寿店で扱ってもらえることになったのです。

”既存の佃煮を同じ方法でずっと作り続けることには限界がある。出来ることはたくさんあるので挑戦することが重要なキーワードとなる”と佐藤さんは語ります。

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2016年01月06日

ガイアの夜明け|”伝統の味”を打ち破る「納豆編」

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ガイアの夜明け|”伝統の味”を打ち破る



納豆を海外へ
小さな納豆メーカーの挑戦


茨城県にある金砂郷食品(かなさごうしょくひん)は、従業員40人、売り上げ10億円の県内でも小さな納豆メーカーです。

しかし、かつては国内に9つの工場を持つ老舗の納豆メーカーとして、売り上げ114億円、従業員数は330人を誇っていました。その主力商品は、「くめ納豆」でしたが、他社との激しい価格競争の末、100億円の負債を抱え倒産をしてしまったのです。

倒産した会社で執行役員を務めていた永田由紀夫さんが、現在の新会社である金砂郷食品の社長を務めています。永田さんは、人口減少に伴って市場が小さくなる中では、新しい納豆の食べ方を提案することが必要だと考えています。


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粘り気のない納豆「豆乃香」
海外向けに納豆ペーストを開発


茨城県内の納豆メーカーの要望を元に茨城県の公立の研究機関「茨城県工業技術センター」が、海外市場開拓のために作ったのが、粘り気のない納豆「豆乃香」です。

その豆乃香を使って金砂郷食品が開発したのが、納豆ペーストです。ドイツ・ケルンで開かれたヨーロッパ最大級の食品見本市アヌーガへの出展を見据えて開発されました。ペーストにすることでパンに塗って食べてもらおうと考えたのです。

100年近い歴史を持つアヌーガ食品見本市には、108カ国、7000社以上が出展し、世界中からバイヤーが訪れていました。そんな中でも納豆ペーストは好評を得ていました。そして、後日、フランスの1つ星レストランから引き合いがあり、お店で扱ってくれることになったのです。

”伝統を守るだけでは終わるという危機感がある”と語る永田さんの奮闘は世界を舞台に今後も続いていきそうです。

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ガイアの夜明け|”伝統の味”を打ち破る「納豆編」

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ガイアの夜明け|”伝統の味”を打ち破る



納豆を海外へ
小さな納豆メーカーの挑戦


茨城県にある金砂郷食品(かなさごうしょくひん)は、従業員40人、売り上げ10億円の県内でも小さな納豆メーカーです。

しかし、かつては国内に9つの工場を持つ老舗の納豆メーカーとして、売り上げ114億円、従業員数は330人を誇っていました。その主力商品は、「くめ納豆」でしたが、他社との激しい価格競争の末、100億円の負債を抱え倒産をしてしまったのです。

倒産した会社で執行役員を務めていた永田由紀夫さんが、現在の新会社である金砂郷食品の社長を務めています。永田さんは、人口減少に伴って市場が小さくなる中では、新しい納豆の食べ方を提案することが必要だと考えています。


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粘り気のない納豆「豆乃香」
海外向けに納豆ペーストを開発


茨城県内の納豆メーカーの要望を元に茨城県の公立の研究機関「茨城県工業技術センター」が、海外市場開拓のために作ったのが、粘り気のない納豆「豆乃香」です。

その豆乃香を使って金砂郷食品が開発したのが、納豆ペーストです。ドイツ・ケルンで開かれたヨーロッパ最大級の食品見本市アヌーガへの出展を見据えて開発されました。ペーストにすることでパンに塗って食べてもらおうと考えたのです。

100年近い歴史を持つアヌーガ食品見本市には、108カ国、7000社以上が出展し、世界中からバイヤーが訪れていました。そんな中でも納豆ペーストは好評を得ていました。そして、後日、フランスの1つ星レストランから引き合いがあり、お店で扱ってくれることになったのです。

”伝統を守るだけでは終わるという危機感がある”と語る永田さんの奮闘は世界を舞台に今後も続いていきそうです。

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2015年12月23日

ガイアの夜明け|シリーズ働き方が変わる「知らない町で生きる」

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ガイアの夜明け|シリーズ働き方が変わる
「知らない町で生きる」



都会のシングルマザーが集まる町
島根県浜田市



仕事と子育ての両立
高齢化と人口減少で悩む多くの地方自治体が様々な方法で都会からの移住者を増やす取り組みを行っています。そんな中、シングルマザーやシングルファーザーといったひとり親の家庭をターゲットにして移住者を呼び込もうとしている町がありました。島根県西部にある人口およそ6万人の中核都市の浜田市です。

島根県浜田市では、総額約400万円の移住支援策を提供することで、仕事と子育ての両立で悩む都会のシングルマザーの移住を支援しています。第1弾として3家族ほど募集をしたところ150件の問い合わせがあったといいます。

浜田市の移住支援
・引っ越し代30万円
・家賃補助月2万円以内(1年間)
・中古車無償提供(20万円相当)
・給与 月15万円以上
・養育費 月3万円
・1年間勤めると奨励金100万円



就職先がある安心
浜田市にある介護施設では人手不足のため、高齢になっても介護職員として働き続けている人がたくさんいます。老人が老人を介護するいわゆる”老老介護”が現実に起こっているのです。

そこで浜田市は、移住したシングルマザー(ファーザー)に介護施設での就業を支援することで、介護施設の人手不足の解消と移住者の就職問題という2つの課題の解決を図られています。

子育て環境の充実
さらに都会では待機児童問題があるため、フルタイムで働くことができないことが多くあります。浜田市では、待機児童はゼロであるため、子供を預けて安心して働ける環境が整っています。さらに、浜田市では保育園、小学校、中学校が全て自宅からおよそ15分圏内にあるため、子育てには良い環境が整っているといいます。


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増える若い地方移住希望者
四国高知県の取り組み


地方への移住を支援するNPO法人によると、ここ数年、地方への移住希望が増えているといいます。2015年には年間の移住相談者数が1万人に達しました。相談者の内訳を見てみると20代、30代と働き盛りの人がおよそ半数を占めています。そのため、移住先での就職が大きな課題となっています。

そんな中、移住希望者の経験や能力に目をつけ、地元企業が必要とする人材をスカウトする取り組みが行わています。

特命チーム「移住・交流コンシェルジュ」
現在、高知県の人口は73万人ですが、ここ30年で10万人以上の人口減少しています。こうした現状になんとか歯止めをかけようと3年前、高知県知事の肝いりの移住専門のチームを立ち上げました。その名も「移住・交流コンシェルジュ」です。

地元企業が必要とする人材を調べ、移住希望者との橋渡しをするのが仕事です。移住専門チームが発足してから、高知県への移住者は、3年前の2012年度には225人でしたが、2014年度には652人へと増加しています。

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経験と能力を地元で発揮してもらう
高知県の中部にある中土佐町では、名古屋から移住してきた、元・セブンイレブンジャパンで店舗開発をしてきた30代の男性を地元の特産品などを売り出す地域外商マネージャーとして採用しました。月収はおよそ41万円。彼が任されたのは、町が生き残りをかけて現在建設が進めている道の駅の開発リーダーでした。

いわゆる”よそ者”だからこそ、気がつく町の魅力があるものです。彼は地元の人が見向きもしかなった魚を使って商品開発を行いました。さらに、地元の人には何気無い風景でも都会から来た人には新鮮に映る町の景色を見てもらおうと考えたのです。

このように、単に都会から地方に移住をしてもらうだけではなく、その人の能力を地元で生かしてもらうこと、それが単に移住ではなく、定住してもらうためには大切な要素となっているようです。


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ガイアの夜明け|よそ者は老舗を救えるか



posted by CYL at 10:06 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2015年12月08日

ガイアの夜明け|よそ者は老舗を救えるか!?

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ガイアの夜明け|よそ者は老舗を救えるか!?



創業263年京都の老舗「たち吉」
人気”和食器”がピンチ



創業263年京都の老舗「たち吉」は、橘屋吉兵衛の名で1752年に京都の四条で創業しました。1955年頃には上質な和食器を売る店として人気となり、定期的に購入するファンが全国に約30万人いたといいます。1976年にはイタリアなど海外にあわせて16店舗を展開し、1992年には271億円を売り上げます。

ところがバブル崩壊後、高級な和食器が売れなくなりました。そこに安い中国製品が入ってきたため、対抗して低価格路線への転換した結果、昔からのたち吉ファンが離れ、次第に経営が悪化していきました。

ついに債務超過に陥り2015年2月、東京の投資ファンド「ニューホライズンキャピタル(NHC)」が支援に乗り出すこととなったのです。

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創業家の社長は退任
263年間の同族経営に終止符


たち吉ブランドの復活
よそ者による老舗の立て直しがはじまりました。創業家の社長は退任し、263年間続いた同族経営に終止符が打たれました。社員約300名はそのまま残り、新たに社長に渡邊信夫さん(66)が就任しました。渡邊社長が、まず打ち出した方針は、かつてのブランドイメージ「品がある、気が利く」の復活でした。社員達にかつてのたち吉が持っていたブランドの誇りを取り戻してほしいと考えていたのです。

そして、安物路線に走ったことで離れてしまったかつての客を取り戻すためまず行ったのが売り場から立て直しです。たち吉は、全国138の百貨店に売り場を持っています。

さらに、自社工場を持っていないたち吉は、食器などのデザインを考え、全国各地の窯元の職人たちに商品をつくってもらっています。そこでブランドイメージの復活のために、よりよい商品を提供するために、高度な技術をもった窯元へ新商品の開発を依頼したのです。

会社を再建したい想いは同じ
これまで苦労してきたたち吉の社員。一方、よそからやってきた渡邊新社長。どちらもかつてのたち吉ブランドを復活させて”会社を建て直したい”という想いは同じなのです。

posted by CYL at 23:50 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする