2017年10月01日

がっちりマンデー|ほぼ日(株式会社ほぼ日)

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がっちりマンデー|ほぼ日(株式会社ほぼ日)


糸井重里氏が代表を務める株式会社ほぼ日は、2017年3月にジャスダックに上場を果たしました。

株式会社ほぼ日はインターネット上で読み物サイトのほぼ日刊イトイ新聞を運営している会社です。

上場したということは、がっちり儲かっている証拠。儲かりの秘密に迫ります。

儲かりの秘密は物品販売!
ほぼ日刊イトイ新聞は、様々な記事がタダで読めます。一般的なビジネスモデルであればサイトに広告を掲載することで収益をあげますが、ほぼ日刊イトイ新聞には広告はありません。

それではどこで収益をあげているのでしょうか?

その答えはオリジナル商品の販売です。

物品販売の第1号はTシャツでした。自分たちが欲しいという動機で作ったTシャツを販売したところ3,000枚が売れたと言います。そこから記事で喜んでもらうことと物品販売で喜んでもらうことにはあい通じるものを感じたと言います。

以来、ほぼ日刊イトイ新聞では手帳やタオル、土鍋、腹巻など様々なジャンルの商品を販売しています。

その年間売り上げは、37億円にもなります。

ただ、物品販売の購買者は読者であることが多いと言います。そして、その逆、商品購入者が読者となるケースもあります。


ほぼ日刊イトイ新聞のこだわり
ほぼ日刊イトイ新聞の内容は、著名人との対談やグルメ、ファッション、暮らしの情報などが掲載されています。

これまで試行錯誤を重ねてきた結果、編集に関するこだわりがあります。

それは、目の中で横に動かさないで視界に入る文字数として27文字を守っているということです。

また、記事を書く際のNGワードして、大ヒットや、バカ売れなどの大げさな表現をしないということです。

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ほぼ日手帳の秘密
年間売り上げの7割りを占めるほぼ日手帳。大きな特徴は本体とカバーに分かれていて、カバーの色のバリエーションが多いことです。

そして、手帳に使われている紙は、手帳専門用紙の「トモエリバー」が使用され、薄くて軽くて柔らかく書きやすい。また、マス目、その線の色にもこだわりがあります。

また、他の手帳では真似ができない特徴としては毎日コラムが掲載されていることです。例えば5月には新入社員が5月病にかかる時期ということもあり励ましの言葉を選んで掲載されています。

それらの言葉は、全社員が過去の記事から選んだおすすめの言葉を元に作られています。

また、ほぼ日手帳ミーティングキャラバンを開催し、ほぼ日手帳のユーザーの交流会を開催しています。様々ユーザーの使用法を学ぶことで商品の改良に役立ているのです。


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2017年09月24日

がっちりマンデー|儲かる業界便利グッズ

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がっちりマンデー|儲かる業界便利グッズ


今回のがっちりマンデーは、一般消費者には目に触れることのない業界で話題の便利グッズをご紹介します。

目次
1、三森商店 農家の要望を商品化でがっちり
2、兼子産業 フォークリフト向けニッチ市場
3、丸尾牧場 牛の匂いを良い香りに



1、三森商店 農家の要望を商品化でがっちり
山梨県甲州市にある三森商店は、地元では便利グッズの聖地と呼ばるほど業務用便利グッズが揃っています。山梨県甲州市と言えば言わずと知れた日本一のぶどうの産地です。地元のぶどう農家に欠かせない便利グッズがたくさんあります。

たとえば商品名「腕首楽ポン」は、ぶどうの収穫では人の背よりも高い所になっているぶどうを長時間にわたりぶどうを見上げながら、そして腕を上げ続けて収穫作業を行いますが、その収穫作業を楽にできるようひも状のものをぶどう棚に引っ掛けて吊るすことで首と腕を固定します。

そのほかにもぶどう農家が重宝するハサミや女性作業者には欠かせない紫外線をカットするフェイスマスクなどがあります。三森商店は、農家さんの悩みを元にメーカーに商品を考案、発注し、メーカーに制作してもらい販売を行なっています。

そのため三森商店オリジナル商品などは、農家さんの口伝えで広まり、全国の農協や大規模農家から大口の注文が絶えません。そんな三森商店が一番大切にしていることは、お客さんとのやり取りで何を欲しがっているかを日々探ることにあります。直接お店で声を聞けるからこそ他にはない便利グッズが作れるのです。


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2、兼子産業 フォークリフト向けニッチ市場
山口県光市にある兼子産業株式会社には、物流業界で大ヒット中の便利グッズがあります。それは「すべらんマット」です。フォークリフトの爪に装着するだけで、商品名の通り上に乗せた荷物が滑らなくなります。急旋回や急発進、急停止をした際に荷物がずれてしまったり落としてしまうリスクを軽減します。作業者によると「滑らんマット」があるとないとでは作業の安心感が全く違うと言います。

兼子産業は、運送用の木箱やパレットなどを梱包材を作る会社です。物流業界を知り尽くしているからこそ痒い所に手が届く便利グッズを考案できたのです。また、フォークリフトは全国に100万台あると言われていますが、大手メーカーが参入するほど大きな市場ではないいわゆるニッチ市場であることが過度な競争を産むことなくしっかりと利益を確保することができるのです。

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3、丸尾牧場 
牛の匂いを良い香り変換便利グッズ

兵庫県赤穂市にある丸尾牧場では、120頭の乳牛を飼育していますが長年に渡りその匂いには苦労をしてきました。牛の匂いを良い香りにかえる便利グッズ、それがデオマジックです。

デオマジックを開発したシキボウ株式会社によると、香水はわずかながら牛糞の香りが混ざっていると言います。複数の香りと牛糞の香りを混ぜることで香水の良い香りが生み出されているのです。そこで、牛糞以外の香りを散霧することでその香りが牛糞の匂いと混じることで良い香りに変換されるという仕組みです。

つまり、デオマジックは香水になる一歩手前に香りということにあります。デオマジックと牛糞の匂いが混じり合うことで香水のような良い香りになるのです。




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2017年09月03日

がっちりマンデー|IKEA(イケア)

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がっちりマンデー|IKEA(イケア)

今日のがっちりマンデーは、北欧生まれのおしゃれで安いと評判の家具屋さん「IKEA」の秘密に迫ります。世界28ヶ国で展開するIKEAの売り上げはなんと4兆円!

IKEAは、北欧スウェーデン生まれの家具、雑貨店です。日本では8店舗を展開して人気を博しています。人気の秘密は、おしゃれで安いことです。サイドテーブルは999円、壁掛け時計は1499円、フライパンは299円、そして店内で食べられるソフトクリームは50円とどれも安くて手軽にショッピングを楽しむことができます。

本拠地スウェーデンを調査
日本からスウェーデンの首都ストックホルムまで飛行機で11時間、そこからさらに電車で2時間をかけて到着したのが、南部のエルムフルトという町です。エルムフルトはIKEAの本拠地です。人口は1万6千人と小さな町ですが、IKEAの全商品がこのエルムフルトで商品開発とデザインが行われています。

エルムフルトには、IKEAのお店はもちろんのこと1号店をそのまま活用した美術館、IKEAホテルなど、街全体が丸ごとIKEAになっています。なぜ、エルムフルトにIKEAの施設が集まるのでしょうか?

IKEAの名前の由来
IKEAの創業者であるイングヴァル・カンプラードさんは現在も健在で御年91才。イングヴァルさんは6才でマッチ箱を売る商売をはじめ、17才でIKEAを創業しました。イングヴァルさんはアグリナリッド村のエルムタリッド農場で育ち、実は、イングヴァルさんの名前と出身地がIKEAの名前に由来になっています。

I:イングヴァル
K:カンプラード
E:エルムタリッド農場
A:アグリナリッド村

美しいだけではボツ
IKEAでは商品デザインをする上で大切にしている要素が5つあると言います。中でも最も重要なのが最初に価格設定を行うことです。そうすることで低価格で優れた商品を多くの人に提供することができると考えています。

商品開発5つの要素
1、デザイン
2、機能性
3、品質
4、持続可能性
5、価格


試作現場には
デザイナーが作成した図面を元に一度カタチにする作業場がプロトタイプショップです。IKEAの商品づくりでは15人のデザイナーが次々にアイデアを出し、30人の職人たちが試作品を作っています。IKEAの細かいデザインに柔軟に対応するためには職人の手作業が必要なのです。

また、IKEAの家具の特徴は、購入後自分で組み立てることです。そのため、道具を使わずに家具を組み立てられるようなアイデアもプロトタイプショップで考案されています。

IKEAの家具のコンセプト
スウェーデンは、1年を通じて曇りの日が多いため、家の中はカラフルに、快適に過ごしたいという発想が根本にあるようです。

独自の高い品質基準
IKEAのテストラボでは、品質チェックが行われています。例えば、引き出しの開け閉めのテストは50万回にも及び、家具や雑貨を押したり引いたりして壊れないかをチェックしています。さらに、もしもこんな使い方をしたら?を想定してテストを繰り返します。化学物質に関しても、法律より厳しいレベルをIKEA独自に設定し、基準に満たない化学物質を徹底して排除しています。そのため、商品が企画されて店頭に並ぶまでの期間は2年もかかるのです。

一般家庭をモニタリング
世界28ヶ国で販売を行うために行なっているのが一般家庭のモニタリングです。モニタリングでは、一般の家庭に伺ってその困りごとの聞き取り調査を行います。IKEAの商品への要望や感想ではなく、一般家庭にある困りごとを把握することで、次なる商品の開発に活かすためです。例えば、日本では収納スペースがなくて片付けに困っているというような悩み事がある一方で、中国では中華柄がついていないシンプルなお皿が欲しいなど国が違えばニーズが違います。

筆者感想
IKEAにはよく行くので、商品開発の現場はとても魅力的なものでした。また、おしゃれだけではIKEAの商品としては落第点であり、5つの要素を満たさなければならないというのは驚きでした。5つの要素の中でも一番重要なことは、価格をはじめに決めることというのは、おしゃれで安いという二律背反を実現する大きなポイントなのだと感じた。価格が高く優れた商品というのではまるで競争力がありません。

先日、大阪に出張に行った際に大阪の方がおっしゃっていたことがふと思い出されました。それは、”美味しくて高い店は普通の店。大阪では美味しい上に安くないと良い店とは言わない”という言葉でした。まさに美味しくて安いという二律背反を実現すればこそ良い店だと認められる例の典型ではないでしょうか。

ただ、これは言うは易し行うは難しであることは明らかですね。まさにIKEAの血と涙の結晶が商品となり、IKEAの国際競争力の源泉となっていることがわかります。

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2017年08月20日

がっちりマンデー|売り上げ1000億円を超えた会社

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がっちりマンデー|
売り上げ100億円を超えた会社



今回のがっちりマンデーは、売り上げ1000億円を超えた会社の儲かりの秘密に迫ります。売り上げ1000億円と一口に言ってもピンとこない方もいることと思いますが、売り上げが1000億円を超える企業数は、全体の0.02%と超レアな企業です。そんな企業の儲かりの秘密に迫ります。


回転寿司チェーン「くら寿司」
大阪府貝塚市にある株式会社くらコーポレーションは、回転寿司チェーンの「くら寿司」を運営する会社です。くら寿司は、回転寿司業界のパイオニアとして、1977年の創業以来、右肩上がりに売り上げを伸ばしてきました。2015年に売り上げ1053億円を記録し、全体のわずか0.02%という超レアな1000億円の売り上げを誇る企業の仲間入りを果たしました。

儲かりの秘密
1、サイドメニューの充実
2、徹底した品質管理


1、サイドメニューの充実
くら寿司の儲かりに秘密の一つが、サイドメニューです。これまで回転寿司のサイドメニューと言えば、唐揚げやフライドポテトしかありませんでした。そこにくら寿司は、2012年にラーメンのサイドメニューを発表し、業界を驚かせました。本格的な味わいながら1杯370円という価格も話題になりました。その後、ラーメンは4種類にバリエーションを増やし、累計3,000万食以上を売り上げる人気メニューとなっています。今ではラーメンの他、天丼やうな丼、カレーに牛丼などヒット商品を生み出し続けています。

サイドメニュー開発採用率1.6%
くら寿司では、年間3,000種類の試作品を開発し、新たなサイドメニューに取り組んでいます。たくさん作って毎週試作会を開いて新商品の検討を行なっています。年間3,000種類の試作品を作って採用されるのは、50程度と言いますので、その採用率は1.6%にすぎません。

採用のポイント
A、短時間で味や質が落ちるものはダメ
B、アルバイトでも作れるレシピ


2、ICチップで品質管理
鮮度くんというくら寿司が開発した新型の寿司キャップにICチップを取り付けることで、いつ作ったか、売れたか売れてないかがモニターで確認できるようになっています。このシステムのおかげで、廃棄ロスや作業時間を減らすことに成功しています。


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クスリのアオキ
ドラッグストアーと○○を組み合わせて

石川県白山市にあるクスリのアオキは、ドラッグストアーで売り上げ1000億円を達成した会社です。クスリのアオキは1985年創業で、北陸を中心に386店舗を展開しています。2014年に売り上げ1000億円を達成しその後も売り上げを伸ばし、2017年は1887億円となっています。

儲かりの秘密
ドラッグストアー+スーパー


クスリのアオキの特徴は、ドラッグストアーなのに、野菜売り場や鮮魚コーナーにお肉まで販売していることです。つまり、ドラッグストアーにスーパーマーケットがついているのです。北陸は雪が多い地域ということもあり、1箇所で買い物を済ませたいというニーズがありましたが、大型のショッピングモールのような施設が北陸には多くありませんでした。クスリのアオキはそんな北陸地方にある1箇所で買い物を済ませたいという潜在ニーズを的確に捉えてドラッグストアーにスーパーを併設したのです。

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測りのプロフェッショナル「イシダ」
滋賀県栗東市にあるイシダは、測りを作っている会社です。1893年創業の日本初の測りメーカーです。そんなイシダの儲かりの秘密は、新製品の開発力にあります。

2015年開発
商品名:IMAS-G
複数のトマトから重量合計が240グラムにある組み合わせを自動で仕分けする商品です。この商品のすごいところは、ロボットアームでトマトを掴んで移動させながら計量するという技術が世界初の技術であるということです。

2015年開発
商品名:i-Spector
生魚につく寄生虫アニサキスを検知する装置です。京都大学との共同研究によりアニサキスだけが反応する光の波長を突き止め、装置の中に魚を入れるとアニサキスを視覚的に捉えることができます。現在、人気居酒屋チェーンの磯丸水産で採用されています。


筆者感想
イノベーションは「すでにあるものの組み合わせから生まれる」と言われますが、ゼロから生み出されるのではないことがわかります。今回のくら寿司、クスリのアオキはまさにその典型ではないでしょうか。くら寿司は、お寿司屋さんで日本人が大好きなラーメンやカレーが食べられる。しかも、本格的な味わいながらリーズナブルな価格で。食べ放題という事業形態では、お寿司とラーメン、カレーが一緒に食べられるということはありましたが、くら寿司は、年間3000もの試作を作り味やオペレーションのしやすさなどを検討を行なった上の厳選された質の高い商品を提供しているという点に置いてこれまでになかった組み合わせであると言えます。

さらにクスリのアオキは、ドラッグストアーでありながらスーパーを併設することで、アオキに行けば一度に買い物を済ませることができるという顧客のニーズを満たすことに成功しました。店舗の規模と商品の品揃えはこれまでにない質と量でこれまでにない組み合わせとなったのです。ドラッグストアーにスーパーという一見、単純な組み合わせのように思えますが、筆者に推察では仕入れ先の確保等、ドラッグストアーにスーパーを組み合わせることを考えた人はたくさんいるかもしれませんが、実現をさせることは一筋縄ではいかなったことと思います。

「すでにあるものの組み合わせから生まれる」と言われるイノベーション。我々が気がつかないだけでまだまだアイデアは溢れているのかもしれません。ただそれを実現させるためにはまた大きなハードルが待ち構えています。それを超えた先にのみイノベーションが待っています。










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2017年08月13日

がっちりマンデー|日本以外でぼろ儲け!

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がっちりマンデー|日本以外でぼろ儲け!


今や経済のグローバル化により多くの会社が世界の国々でビジネスを展開しています。今回は、世界でガッチリ儲かっている3つの企業の秘密に迫ります。

世界100ヶ国でバカ売れ
歯ブラシでガッチリ

大阪府大阪市にある株式会社オカムラは、歯ブラシを中心としたオーラルケア商品を製造販売する会社です。その取引先は世界100ヶ国にも及びます。商品数は2000種類を超え、世界各国のニーズに合わせた商品を製造販売しています。

各国の売れ筋
オーラルケア商品と一口に言っても、国が違えばそのニーズも異なります。ヨーロッパでは、デザイン性に優れた歯ブラシが人気です。また、地球環境への意識の高さからかイギリス、フランス、ドイツではトウモロコシを素材に使った歯ブラシの人気があります。

また、タイでは歯ブラシのヘッドが交換できるタイプが人気です。お隣の韓国では歯間ブラシが飛ぶように売れていると言います。そして、アメリカでは、虫歯の治療キッドが売れていると言います。

なぜ海外で販売?
株式会社オカムラは、もともと日本で商売をしていましが、年々、花王やライオンと言った大手企業の影響で、国内シェアが減少。大手企業の大量生産による価格競争に太刀打ちできなくなってしまったのです。そこで、60年前にいち早く海外展開へ踏み切ったのです。歯ブラシの製造技術、商品開発力で、世界中で評判となり、今では年商20億円とガッチリ儲かっています。


高級一枚板テーブル製造販売
株式会社関家具


福岡県大川市にある株式会社関家具は、世界100ヶ国で高級家具を製造販売する会社です。創業以来増収を続けて年商155億円を誇ります。特に売れているのが一枚板の超高級テーブルです。ケヤキの一枚板から作られたテーブルの価格はなんと2,160万円。海外の富裕層が顧客だと言います。

高級家具に関しては、日本と海外では文化の違いがあります。日本では、高い家具を長く使う文化がありませんが、海外ではモノがよければ売れると言います。株式会社関家具は、工業製品として家具を大量生産するのではなく、世界で一つだけをモットーに工芸製品として販売をしています。なぜなら、工業製品は大量生産のため、価格競争になってしまうからです。少量を良い素材で丁寧に仕上げるのが、関家具が世界でガッチリ儲かっている秘密の一つです。


中古農機具販売
株式会社旺方トレーディング


鳥取県鳥取市にある株式会社旺方トレーディングの幸田伸一社長は若干20歳で起業をし、現在37歳の若手社長です。株式会社旺方トレーディングは、鳥取県が農業県であるという地の利を活用し、農機具の中古販売を行なっています。

中古農機具を業者から買い付けて海外で販売を行なっています。日本の中古農機具は、見た目は古いけれど、小型で操作、修理がしやすいということで海外でその需要があり、現在は、買い付けが追いつかないほどの盛況ぶりのようです。

修理整備は海外で行う
株式会社旺方トレーディングのビジネスのポイントは、海外での販売の前に日本国内では修理整備をしないということです。その理由は、原価が上がってしまうからです。そのため、修理整備は海外の販売代理店が行なって現地で販売をしています。販売代理店契約数は世界で390社。今では、業者を通さずに農家から直接買取ができるシステムを活用し、さらにビジネスの拡大を目指しています。



筆者感想
海外でがっちり儲かっている3社の秘密を改めてまとめてみましょう。オーラルケア商品の製造販売を行なっている株式会社オカムラは、各国にニーズに合わせた商品を製造販売していました。

高級家具の関家具は、家具を工業製品としてではなく、工芸商品として製造。つまり、大量生産ではなく、世界で一つの商品を、良い素材で、丁寧に仕上げることで、海外の家具に対する文化に合わせて、良いものを作ることで成功を納めています。

また、中古農機具の販売を行う株式会社旺方トレーディングは、日本では古くて見向きもされないいわば不用品が、海外市場では多くの需要を持っていることに目を付け、海外に新たな日本の中古農機具の新たな市場を開拓しました。さらに、修理保全を日本で行うと原価が高くなるため、現地で販売代理店契約を結ぶことで原価を低く抑え、競争力を高めてます。

まとめてみると、商品の差別化を行い、いかに価格競争を回避するかが大切になっているように感じられます。株式会社オカモトは、もともと特許を取得するほどの技術力を持った老舗にメーカーであることから、その技術力の高さを推察できます。なぜならニーズにあった商品開発は、技術力が伴うからです。

関家具は、一枚板のテーブルというまさに世界に一つの商品を製造し商品の差別化を行なっています。世界に一つということは比べるモノがないので当然、価格競争にはなりません。売値が買い手が期待する価格に合えば、高い値段でも売れることを意味します。

株式会社旺方トレーディングは、もともと競争力のある日本の農機具を取り扱うことで、世界市場において商品の差別化を計っています。さらに海外の販売代理店に修理保全を任せることで、より現地のニーズに合わせた形で商品を販売することを可能にしています。

市場は日本だけではない
日本経済は、人口の減少や少子高齢化、日本市場の縮小によって構造変革の中にあります。韓国はその市場の大きさ故に海外展開を日本に先立って行なってきました。

今後、日本企業も国内だけの取引では存続がより困難な時代が到来することが予想されるため、視点を国内から世界へと徐々に向けて、ビジネスを行うことが必要になります。

そのためには、今回取り上げた3社に習えば、海外の文化や環境の正確な理解とニーズにあったビジネスを行うことが大切になります。そのために日頃から海外動向を注視し、展示会などに出展することで生の情報を肌で感じニーズを把握しておくことが、今後、ますます大切になってくるのではないかと思います。

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