2017年02月21日

ガイアの夜明け|その便利必要ですか?!

b0ec108dfda2e06b1b2fba89d714d6aa_s.jpg


ガイアの夜明け|その便利必要ですか?!



24時間営業のファミレスやネット通販でいつでもどこでも注文することが可能で、注文した品物が翌日には手元に届く便利な時代。その便利の裏側にはそれを支える人々がいます。その人たちの負担が大きくなっています。

激化する宅配競争の陰で
ネット通販業界では、楽天が「楽びん!」という受注から最短で20分で配達するサービスエリアを拡大しました。一方でアマゾンジャパンも「プライムナウ」という最短で1時間以内で配達するサービスを東京23区すべてに広げました。配達競争はますます激化する中で、配達業者は、荷物の増加とスピードを求められることで大きな負担を強いられています。

埼玉県川口市にある運送会社「トランプ」は、1994年創業の宅配便の小さな運送会社です。トランプで配達車両の運行を管理する宇田さんは大きな課題を抱えているといいます。それは荷物の量が圧倒的に多いことです。物理的に100%依頼に応えることができないといいます。トランプは大手運送会社から宅配業務を請け負い、その仕事を契約したドライバー100人に委託しています。

再配達は死活問題
午前8時、埼玉県所沢市の自宅を出てきたのはトランプが委託する個人ドライバーの中島さん(38)です。まずはじめに中島さんが向かったのは大手運送会社の配送センターです。そこで荷物を積み込みます。午前9時30分から早速配達を始めます。荷物のおよそ9割はネット通販の商品です。たくさんの荷物を効率よく届けるためにはあるハードルがあります。それは配達時間の指定サービスです。8時から12時の配達指定時間帯が1日の山場だと中島さんは語ります。午前10時を過ぎると午前中の時間指定にもかかわらず不在の人が増え始めます。

中島さんは荷物を一つ配達して150円という完全歩合制です。不在の場合は、何度訪問しても荷物を届けない限り歩合給とはなりません。そのため不在、再配達は死活問題なのです。午後6時を過ぎると不在票を入れた顧客から再配達の依頼が舞い込みます。それでも不在の顧客から全てから再配達の依頼があるわけではありませんので、依頼がなかった顧客へは翌日再配達を行います。1日の仕事を終えて中島さんが自宅に帰宅したのは午後11時過ぎでした。帰宅した中島さんを迎えてくれたのは奥様で、「宅配の仕事はなくなることはないが、主人の体がもつかどうか心配です」と語ります。

荷物増加負担はドライバーへ
さまざま業種で働く人が個人でも加入できる労働組合の神奈川労連という組織があります。そこを訪れたのは元ヤマト運輸で働いていたドライバーです。過労死ラインと言われる残業80時間以上の月が連続して5ヶ月連続したなど過酷な労働環境での勤務をいまもヤマト運輸で働く仲間のために改善したいとやってきました。ネット通販大手のアマゾンが配達の委託先を佐川急便からヤマト運輸へと切り替えたことで、ヤマト運輸が取り扱う宅急便の取り扱い個数は3割増加しました。そのためドライバーの荷物量は急激に増加したといいます。

業界上げての取り組み
こうした状況の中、配達ドライバーの再配達の負担を減らす試みが業界で始まりました。それは戸建て用の宅配ボックスです。日本郵便、ダイワハウス、住宅ポストを製造製造するナスタが共同開発しました。ナスタの笹川社長は、再配達がなくなることで依頼主もドライバーももっと時間を有効に使うことができると語ります。


スポンサードリンク



posted by CYL at 23:17 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする