2017年01月05日

ワールドビジネスサテライト|どうなる!?2017年世界経済の行方

ワールドビジネスサテライト
どうなる?! 2017年の世界経済



アメリカ経済の注目点
キーワードは「ドル高の行方」


ドル高が続けば、自動車産業などの従来型の企業の業績に影を落とすことになります。アメリカ経済の成長が伸びなければ、トランプ氏がドル高への牽制球を得意のツイッターで行う可能性も否定できません。

アメリカ経済とドル高の関係について、コロンビア大学のグレン・ハバード学長は次のように語ります。これまでドル高は世界経済へのプレゼントのようなものでした。しかし、ドルが上がりすぎると金融政策に影響を与えます。大方の予想では、今年の利上げの回数は3回と目されていますが、急激なドル高が進めば、利上げの回数が減るかもしれないといわれています。

欧州経済の注目点
キーワード「3人の女性政治家」


今年は、オランダ、ドイツ、フランスで選挙がありますが、イギリスのようにEU離脱の動きが続くのかどうかが焦点となっています。その鍵を握っているのが三人の女性政治家です。

フランス野党国民戦線党首のルペン氏
EU離脱を掲げているルペン氏は、4月のフランス大統領選挙において2位の支持率を得ています。フランス大統領の権限は、首相の任命、議会の解散権、国民投票の実施など大きな権限を持っていますので、ルペン氏が大統領になった場合は、EU崩壊の危機に陥る可能性もあります。

ドイツ野党のドイツのための選択肢のフラウケ・ペトリー氏
反EUを掲げるペトリー氏率いるドイツのための選択肢は結党からわずか4年の政党ですが、移民問題などが追い風となって政権与党を脅かす支持率を得るまでに成長しています。

メルケル首相
上記二人の政治家の動きをなんとか封じ目込めようとしているのがドイツのメルケル首相です。12年目の任期を迎えるメルケル首相ですが、秋の総選挙で仮に野党に大きく議席を奪われ、辞任に追い込まれるようなこととなれば、市場には大きな衝撃が走ると予想されています。ただ、目下のところ、ルペン氏やペトリー氏が選挙で敗れ、メルケル首相側が勝つというのが大方の予想です。

中国経済の注目点
キーワード「緩やかな景気減速」


2017年は2020年までの目標である年率6.5%成長を下回ると予想されています。現在、中国経済を支えているのは、政府によるインフラ投資と住宅ブームです。しかし、それ以外で経済を牽引する産業が育っていないのが大きな課題となっています。周政権は、2017年を構造改革を進める痛みの年とする考えがありますが、秋には今後5年間の指導部の顔ぶれを決める共産党大会が控えているため、国内景気の下支えを優先せざるを得ないのではないかとの声もあります。構造改革を進めながら、景気の減速をいかに回避するか周政権の舵取りが問われます。








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posted by CYL at 22:46 | ワールドビジネスサテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする