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ホンダ 国内市場で再び輝けるか
ホンダ 国内市場で再び輝けるか
これまで屋台骨とも言える存在でホンダを支えてきたのがホンダの小型車フィットです。好調であった2012年から2014年までの販売台数は約20万台でしたが、リコール問題によりその販売台数は2015年には11万9846台
2016年上半期5万8672台と減少を続けています。
フィットハイブリッドは、2013年10月を皮切りに発売から1年で5回もリコールが発生し、ホンダのブランドイメージを損なう結果となりました。
その後、追い打ちをかけるようにタカタ欠陥エアバッグ問題で、ホンダは2016年3月期まで2期連続で営業減益となりました。
そんな状況の中でフィットに変わる新たな柱として期待されるのが16日に発表された新型「フリード」です。8年ぶりのフルモデルチェンジですが大幅な改良は加えらえていません。
床が低く乗り込みが楽、室内空間が拡大したなどの小幅な改良で、外観デザインにも大きな変更はありません。
ハイブリッドタイプの燃費は27.2km/Lとミニバントップクラスの低燃費ですが、これといった大きな特徴はありません。
個性を主張しない車として幅広い客に支持されることでホンダの国内販売の反転攻勢に大きな役割を期待されています。
一方、特徴のないフリードとは対照的にホンダらしいとんがった車として、スポーツカーNSXを10年ぶりの国内販売を発表しました。ブランドイメージを高めることで中長期的な成長につなげる狙いがあります。
ホンダ八郷社長
生活に役立つ車
操る喜びを追及する車
ホンダの狙い
新型フリード=国内販売回復
NSX=ブランドイメージ高める
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