2016年09月17日

ワールドビジネスサテライト|独バイエル 米モンサント買収の狙いは

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ワールドビジネスサテライト
独バイエル 米モンサント買収の狙いは




ドイツのバイエル(BAYER)がアメリカのモンサント(MONSANTO)を約6兆8000億円で買収すると発表しました。ドイツのバイエルは、解熱鎮痛剤「アスピリン」を開発した企業として有名ですが、農薬の分野で世界第2位のシェアを誇ります。

今回の買収の背景には、ITを農業に活用するデジタル農業をはじめ農業分野に経営の軸足を移す狙いがあります。デジタル農業では、将来的に農家は全ての害虫の動きや雑草の状態、作物の病気についてリアルタイムで把握し効果的に対応できるといいます。

バイエルでは、農薬や除草剤の研究開発のほか、野菜の交配に使われるハチを保護する研究が行われています。
約350万種類の化合物や遺伝子の厖大なデータを研究に活用していますが、どの物質がどこにあるか場所は全てロボットが管理しているといいます。


一方のアメリカのバイオ化学メーカーモンサントは、遺伝子組換え作物の種子で世界最大手の企業です。今回の買収には、バイエルの弱点である遺伝子組換え分野を強化する狙いがあります。

また、製薬、バイオ化学企業が抱える共通の課題と言えるのが、研究開発費の問題です。製品の開発には巨額の費用と時間がかかるため、企業規模が小さければ十分な投資ができません。そこで企業規模の拡大を目指すことで研究開発費の課題を克服しようというのです。



バイエルの狙い

経営の軸足を農業に移す
→遺伝子組換え分野の強化

企業規模の拡大
→製品開発のための十分な研究開発費の確保

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posted by CYL at 10:00 | ワールドビジネスサテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする