2016年04月29日

オイコノミア|ベストコンディションになる経済学

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オイコノミア
ベストコンディションになる経済学



突然ですが、こんな時あなたならどうしますか?明日は今後の社運をかけたとても大切な商談の仕事が入っています。しかし今夜は久ぶりにあう気の置けない友人たちとの飲み会です。

@お酒を控えめにする
Aお酒を好きなだけ飲む

お酒を好きなだけ飲みたいところですが、すると明日の仕事に影響が出てしまいそうで心配です。明日の仕事のことを考えるとお酒を控えめにしないといけません。しかし、それではせっかく久しぶりに会う友人との時間を楽しめないかもしれません。

こんな状況を経済学ではトレードオフと言います。トレードオフとは、一方を得たければもう一方を諦めざるを得ない両立できない状態のことを言います。この場合は、”お酒の楽しさ”と”翌日の体調”のトレードオフです。

トレードオフの状況で大事なのは一長一短の関係を理解しているか否かです。例えば、後輩の仕事の悩みを聞いてあげることを目的とした飲み会で、それが自分にとって大切なら翌日のお酒が残って体調が優れないかもしれないことを覚悟して好きなだけお酒を後輩と一緒に飲むことを選択すると言った具合です。

トレードオフ
一方を得たければもう一方を諦めざるを得ない
両立できない状態のこと



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健康食品や医療サービスは”信頼財”
あなたは健康維持のために心がけていることはありますか?私は運動です。毎週末には決まってジョギングをするようにしています。中には日々の食事で不足しがちな成分を補うためにサプリメントを毎日服用している人もいることでしょう。また、禁煙のために禁煙外来に通っている人もいることでしょう。サプリメントのような健康食品、そして医療サービスには、経済学で言うところの情報の非対称性があります。

情報の非対称性とは、売り手側はいろいろな情報をよく知っているが、一方をサプリメントを買ったり医療を受ける消費者側は情報がわからないことを意味します。つまり、消費者が選ぶことが難しいのです。

情報の非対称性
売り手と買い手(消費者)の間で
情報量に大きな差があること


さらに選んだ後にも効果がわかりにくいのが、健康食品と医療サービスの特徴です。経済学では健康食品や医療サービスを信頼財と言います。信頼財とは、実際に消費したあとでも質の判別が難しいもののことと言います。

実際に使ったり食べたりした後でもどのくらい価値があったのかよくわかったり、薬を飲んで体調が良くなったが、薬を飲んだから良くなったのか、飲まなくても回復したのかはわかりません。このように実際に消費したあとでも質の判別が難しいものを信頼財と言います。

信頼財
実際に消費したあとでも質の判別が
難しいものこと



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経済学で
ベストコンディションを目指すあなたへ


コミットメント
自分の取るべき行動をあらかじめ約束
することで選択の余地をなくし目標を
達成させる

ゲストの武井壮さんは陸上10種競技の元日本チャンピオンですが、そんな武井さんは毎日1時間ずつをそれぞれ勉強とトレーニングに当てていると言います。ただし、内容はその日に必要だと思ったことを行うと言います。その理由は自分を飽きさせないため。楽しいからこそ毎日続けることができ、楽しい時間だと自分に刷り込むことで精神的な負荷もかからないと言います。今日必要なものを1だけ積み重ねるという気持ちで毎日続けることが大切だと語ります。武井さんの行動は経済学から見ても理にかなっています。遠い目標よりも細かなゴールを設定した方が遠い距離まで到達できることがわかっているからです。

コミットメントをするために一つ覚えておきたいのが経済学で言う「双曲割引」です。双曲割引は、遠い将来の利益よりも目先の快楽を優先してしまいがちな人間の非合理的な行動です。ダイエット中の人でも、1年後の水着を着られるスリムな体よりも目の前のケーキを優先してしまうのです。


遠い目標より細かなゴール
細かくゴールを設定した方が
遠い距離まで到達できる


双曲割引
遠い将来の利益よりも目先の快楽を
優先してしまいがちな人間の非合理的な行動
posted by CYL at 23:05 | オイコノミア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする