2016年01月06日

ガイアの夜明け|”伝統の味”を打ち破る「納豆編」

7b9050136ad59c161d03a09723a02702_s.jpg


ガイアの夜明け|”伝統の味”を打ち破る



納豆を海外へ
小さな納豆メーカーの挑戦


茨城県にある金砂郷食品(かなさごうしょくひん)は、従業員40人、売り上げ10億円の県内でも小さな納豆メーカーです。

しかし、かつては国内に9つの工場を持つ老舗の納豆メーカーとして、売り上げ114億円、従業員数は330人を誇っていました。その主力商品は、「くめ納豆」でしたが、他社との激しい価格競争の末、100億円の負債を抱え倒産をしてしまったのです。

倒産した会社で執行役員を務めていた永田由紀夫さんが、現在の新会社である金砂郷食品の社長を務めています。永田さんは、人口減少に伴って市場が小さくなる中では、新しい納豆の食べ方を提案することが必要だと考えています。


189cb0b5b2fa560056870c4b219d7f97_s.jpg


粘り気のない納豆「豆乃香」
海外向けに納豆ペーストを開発


茨城県内の納豆メーカーの要望を元に茨城県の公立の研究機関「茨城県工業技術センター」が、海外市場開拓のために作ったのが、粘り気のない納豆「豆乃香」です。

その豆乃香を使って金砂郷食品が開発したのが、納豆ペーストです。ドイツ・ケルンで開かれたヨーロッパ最大級の食品見本市アヌーガへの出展を見据えて開発されました。ペーストにすることでパンに塗って食べてもらおうと考えたのです。

100年近い歴史を持つアヌーガ食品見本市には、108カ国、7000社以上が出展し、世界中からバイヤーが訪れていました。そんな中でも納豆ペーストは好評を得ていました。そして、後日、フランスの1つ星レストランから引き合いがあり、お店で扱ってくれることになったのです。

”伝統を守るだけでは終わるという危機感がある”と語る永田さんの奮闘は世界を舞台に今後も続いていきそうです。
posted by CYL at 23:11 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする