2015年12月01日

ガイアの夜明け|庶民の味を確保する!サンマ

29db4dbee224c96fd0284c1acdebf93d_s.jpg


ガイアの夜明け|庶民の味を確保する!



サンマ争奪戦!海の激戦

秋の味覚で1匹100円ほどで買えるサンマは庶民の味でもあります。そんなサンマが今年は記録的な不漁となっています。
これまでの漁獲量は昨年のおよそ半分です。なぜサンマがとれなくなったのでしょうか?

日本の近海は排他的経済水域とよばれ、日本の漁船だけが漁ができる海域です。一方、排他的経済水域の外側は、公海とよばれ、どの国にも属さない海です。

サンマは、例年、公海で育ち、北海道の北方四島あたりから千葉県の房総にむけて南下していきます。

しかし、今年は海流の変化によりサンマが沖(公海)の方へ移動しています。その沖合で盛んに漁をしているのが中国や台湾の漁船です。

これまで中国や台湾ではサンマは食されていませんでしたが、最近の和食人気もあって日本が漁をはじめる前の5月から大漁にサンマをとるようになっているのです。つまり、日本へサンマがやってくるまえに中国や台湾に捕られてしまっているのです。

c03e05944ff8bded1797f15882c3b2eb_s.jpg


大船渡|鎌田水産
岩手県大船度市にある鎌田水産は4隻のサンマ漁船をもつ業界大手です。鎌田水産の売り上げの大半を占めるのはサンマ関連で、船と工場をあわせて100人を超える従業員を抱えているためサンマ漁の不漁は死活問題となっています。

公海へいざ出陣
鎌田水産のサンマ漁船は、日本の沿岸にサンマがいないため、北太平洋の公海の漁場を目指すことを決めました。公海は日本のサンマ漁船が行かないいわば未知の海です。サンマが獲れる保証は当然ありませんが、日本近海でサンマが獲れない以上、行くより他の道は残されていませんでした。

10月中旬、片道30時間をかけて漁場へ到着すると赤い光が無数に海上に広がっていました。赤い光は中国や台湾のサンマ漁船のものでした。漁船の数もさることながら船の大きさも日本の漁船の5倍ほどの大きさがあります。

幸い、2日間の漁の結果は、110トンと久々の大漁となりました。しかし、手放しでは喜べない状況があります。それは、中国や台湾の漁船が今後、同様に公海上でサンマを獲り続ければサンマがいなくなってしまうという懸念です。

日本の水産庁が動いた!
サンマはもはや日本だけがとっている魚ではなく国際的な資源として、日本の水産庁がサンマの資源管理に向けたルールづくりに乗り出しました。中国や台湾を交え、サンマ漁船数や漁獲量の制限を議論する北太平洋漁業委員会を設置したのです。
posted by CYL at 23:26 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする