2015年11月01日

がっちりマンデー|儲かる場所「成田空港」

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がっちりマンデー|儲かる場所「成田空港」

現在、国際線ターミナルが完成し注目を集める羽田空港。その一方で成田空港は衰退を辿っているかと思いきや、実はいま成田空港が儲かっているのです。

過去最高売り上げを記録
成田空港の国際線の利用者数は37年連続国内1位。空港が民営化した11年前から年間売り上げ高を順調に伸ばし2014年度は2031億円と過去最高の売り上げを記録しました。

儲かりの秘密|第3ターミナル
2015年4月完成の第3ターミナルが成田空港の儲かりの秘密の鍵となっています。

第3ターミナルはLCC(格安の航空会社)専用の施設です。数年前に登場したLCCは、機内食や手荷物の預かりを有料化することで、サービスを最小限にすることで格安の運賃で利用できるとあっていま世界中でその存在感を高めています。

乗り継ぎの利便性が大幅にアップ
LCC専用の第3ターミナルの最大のメリットは「乗り継ぎ」にあります。これまで地方から海外へ行く場合、鉄道で東京駅または飛行機で羽田空港へ来てから電車やバスで成田へ移動していました。

しかし、第3ターミナルが完成したことで地方空港から成田へ、そのまま海外へと行くことができるようになったのです。また、海外から日本の地方へのアクセスもまた向上しました。

つまり、第3ターミナルが完成したことで乗り継ぎの利便性が大幅に上がったことによる離発着数および利用者の増加が空港の売り上げのUPに繋がったのです。

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第3ターミナルにLCC呼び込む工夫
成田空港は単に第3ターミナルという施設をつくったワケではありません。作っただけで利用する航空会社がなければ意味がありません。そこで空港がLCCを呼び込むために取った戦略が空港使用料を割安にするというものでした。

さらにターミナルの施設からムダを極力省くことで建物の作りをシンプルにしてお金をかけない工夫を凝らしています。その代表例が歩く歩道をなくし陸上のトラック風のデザインで機能性とデザイン性の高い施設となっています。しかも、歩く歩道のように電力がかからないため施設維持のコストの削減にもなります。

乗り換え客がお金を落とす
LCCはコストが安い分乗り換えによる待ち時間が多いことが特徴です。つまり空港内で過ごす時間が多くなります。乗り換え客は待ち時間を、飲食をしたり、お土産を買ったりするというわけです。実際に成田空港は、名だたる全国のショッピングセンターを抑え売り上げランキング1位となっています。


全国のショッピングセンター売り上げランキング
1,成田国際空港ターミナル
2,ラゾーナ川崎プラザ
3,御殿場プレミアムアウトレット


また、LCCは深夜や早朝の便が多いため空港内になるカプセルホテルもかなりの盛況ぶりとなっています。

その結果、成田空港の売り上げは、離発着による空港利用料という本業の収入が全体の47%であるのに対し、フードコートやショッピングによるいわゆる副業が53%と本業を上回る売り上げとなっています。

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posted by CYL at 18:24 | がっちりマンデー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする