2015年10月25日

夢の扉+|国際山岳医_大城和恵

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夢の扉+|国際山岳医_大城和恵


遭難を予防せよ!日本人初の国際山岳医

2013年に世界最高峰のエベレストに史上最高齢で登頂した三浦雄一郎氏。その遠征隊のチームドクターとして参加したのが大城和恵さんでした。

国際山岳医とは
山で起こる病気やけがの専門医として高度な登山技術を持つ医師です。90年代の終わりに欧州で生まれた新しい資格です。大城さんは2010年にイギリスで資格を取得し日本人初の国際山岳医となりました。

登山外来とは
大城さんが勤務する北海道札幌市にある北海道大野病院には全国でも珍しい登山外来があります。登山外来とはその人にあった心臓に優しい登り方をアドバイスします。登山中の三大死因のひとつである心臓突然死を予防するのが主な目的です。

登山中の三大死因
・心臓突然死
・外傷
・低体温症


低体温症の4つ処置法とは

1、食べる
食べ物の中で一番よいのが炭水化物をとることです。体の熱を作る筋肉に最も効率よくエネルギーを届けることができるからです。しかし、低体温症ではかじかんでうまく食べることができないことがあります。そんなときはカロリーが高く温かい飲み物もよいとされています。(たとえばおしるこ)

2、隔離
隔離とは風などの体温を奪うものから遠ざけることです。山中ではハイマツの中が意外に温かいといいます。

3、保温
頭と首を冷やさないようにします。頭を首から体温が逃げやすいからです。

4、加温
お湯を登山用の水袋に入れて胸を温めます。胸を温めるのは血流が一番多い場所だからです。昔は首や足の付け根と言われていましたが胸がよいといいます。

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大城さんの夢「遭難をなくしたい!!」

転機になった一言
国際山岳医の資格を取得した大城さんでしたが、国際山岳医の仕事がなく、何をしたらよいのかわからなかった時期がありました。そんなとき北海道警察山岳遭難救助隊が山岳医療のプロフェッショナルを求めていました。大城さんは2011年に北海道警察山岳救助アドバイザー医師として迎えられ、隊員たちに低体温症などの山で起こる病気の対処法を指導していました。

そんなとき、大城さんの胸に響いた隊員の一言がありました。それは”先生は一番最初のひとなんだから何をやってもいいんですよ。先生が道をつくればいい”というものでした。

その一言により、これまで仕事がないと考えていた大城さんの心に、ビジョンさえあればやることがあるということに気がついたといいます。


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posted by CYL at 20:05 | 夢の扉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする