2015年10月22日

ガイアの夜明け|ベンチャー家電メーカー「カドー」

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ガイアの夜明け|
ベンチャー家電メーカー「カドー」


再び”ニッポン製”で攻める


円安の影響や現地の人件費上昇などを理由に、日本企業が海外に展開している生産拠点を日本へ戻すケースが最近増えています。

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カドー|デザイン性の高い加湿器
東京港区にオフィスを構えるカドーは、2011年創業の社員14名のベンチャー家電メーカーです。社長の古賀さんは1980年にソニーに入社し、ウォークマンの設計を担当した経験を持ちます。独立後、空気清浄機、加湿器と立て続けに発表した商品は、高いデザイン性と機能を兼ね備えた商品として話題となりました。

生産拠点を中国から日本へ
これまでカドーの加湿器は中国で生産されてきましたが、円安と人件費の高騰のため、古賀社長は生産拠点を日本へ戻すことを決断しました。日本での生産するにあたりその課題はコスト高です。

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日本のモノづくりー匠の技を結集
プラスチック製のパイプ|白石工業

コストの問題を解決すべく古賀さんが向かったのは東京葛飾区にあるプラスチックの成形が専門の白石工業です。1908年創業、従業員50名の白石工業は工業用や建材のパイプでは名の通った老舗企業です。

古賀さんが白石工業の白石社長に依頼したのは、加湿器の水を入れるプラスチック製のパイプの製造です。中国ではパイプに歪みができていたため表面を磨かなければなりませんでした。

白石工業は押し出し成形機という機械を使い、職人の勘を頼りに調整と失敗を繰り返し不良品の山を築きながら1ヶ月をかけて納得がいくものを完成させました。

中国製との差は歴然
中国製のパイプでは磨きの作業が必須でしたが、白石工業がつくったパイプは磨かずにそのまま使えるほど精度の仕上がりでした。さらにパイプの透明度も中国製とは比べものにならないほど高いものとなりました。

組み立て|十和田オーディオ
主力商品がラジオやトランシーバーなど高い技術に裏打ちされた商品を数多く手がける十和田オーディオは、1961年創業、従業員183名の企業です。

カドーの古賀社長は十和田オーディオに加湿器の最終的な組み立てを依頼しました。中国で35人のスタッフで1日240台生産していた作業を日本で行う場合、15名で1日200台を生産しないと採算が合わない計算です。

十和田オーディオは量産に向けて技術スタッフを集めて知恵を絞りました。その結果、中国で一番非効率であった水を使った商品検査を空気で行うこととしました。そのため検査機器を自作したのです。

さらに生産ラインでは1日200台の目標を達成するために一人一人の作業員の標準作業時間を決め、その作業時間通りであるか測定し管理しました。

また生産ラインのムダを極力省く空風で生産効率をとことん追求した結果、なんと作業初日にして15名で1日200台の目標を見事に達成したのです。

メイド・イン・ジャパンの付加価値
これまでカドーの商品の特徴である高いデザイン性と機能に加え、メイド・イン・ジャパンという付加価値が加わりました。カドーは今後、加湿器以外の商品についても日本での生産を検討しています。


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posted by CYL at 10:00 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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