2015年09月09日

ガイアの夜明け|タクシー頂上決戦

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ガイアの夜明け|タクシー頂上決戦



タクシー業界のトップを走る日本交通社長の川鍋一朗さん(44)は、タクシー業界の未来に強い危機感を抱いていました。10年後には3分の1のタクシー会社がなくなっていると思っているため、なくなる側にならないように日々奮闘していると語ります。

タクシー業界は厳しい状況にあります。2003年度のタクシー乗客数は約21億人でしたが、2013年度には約16億人へと大幅に減少しました。日本全国に法人タクシーは6456社ありますが、その64%が赤字経営に陥っています。

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タクシー業界が苦しんでいる要因のひとつに国の政策の混乱があるようです。規制緩和によって新規参入が相次ぎ街にはタクシーが溢れました。すると今度は規制を強化したため、経営に厳しい会社が淘汰されてしまいました。乗客が減少する中でその競争はますます激しさを増しています。

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日本交通VS国際自動車

タクシー業界のトップを走る日本交通と国際自動車(km)はライバル関係にあります。ともに10年前に比べタクシー台数をおよそ1000台増やし、規模の拡大を図ることで優位性を確保する戦略をとっています。とくに日本交通は、経営の苦しい中小のタクシー会社とフランチャイズ契約を結ぶことでタクシー台数を増やしてきました。

タクシー業界のフランチャイス契約

加盟企業は日本交通に毎月一定の金額を納めます。車体を日本交通と同じ車体デザインに変え名前を借りて営業します。さらに同じタクシーチケットが利用でき、配車システムも利用できるメリットがあります。つまり、自社の名前を捨てることでいまよりも利益が期待できるのがフランチャイズ契約です。

日本交通|IT活用

1928年(昭和3年)に創業した日本交通は常にタクシー業界の先頭に立つ存在でした。しかし、バブル期に飲食業や不動産業など本業以外の事業に手を広げ失敗しました。最大1900億円の負債を抱えました。2005年に社長に就任した川鍋さんは、本業回帰を打ち出し借金返済に奔走しました。一方で中小のタクシー会社を買収し車両を増やしてきました。確実にお客を捕まえることで、日本交通の売り上げは約675億円となっています。

乗務員の売り上げを上げるため、日本交通では、シャープやヤフーなどから技術者をヘッドハンティングし、日本で初めてスマートフォンでタクシーを呼べる配車アプリを開発しました。さらに車両4000台の位置、客を乗せた場所などを分析してどこにお客がたくさんいるかを地図上で確認できるソフトを開発し、新人のドライバーでも売り上げを上げることができる仕組み作りに取り組んでいます。その背景には、ドライバー人材を確保しても、入社した新人の3割は売り上げが上がらずに辞めていくという現実があるからです。

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国際自動車(km)|新卒&女性の活躍

国際自動車は、新卒を積極的に採用することで、ドライバーの若返りを進め、タクシー事業の売り上げを4年で1.4倍に上げました。(約288億円)新卒ドライバーを一から育てるのは手間がかかります。それでも一から育てることで質の高いドライバーになると考えています。また会社全体の利益を上げるため、カリスマ運転手による売り上げアップ研修会を開き、お客獲得法を実際に路上に出て細かく伝授していきます。


固定客獲得の新サービス

日本交通では、新たなサービス「キッズタクシー」をはじめした。共働きの親子をターゲットに、保護者の代わりに子供を塾などに送り迎えするサービスです。一方、国際自動車では、「リラクシー」という子供の送迎だけでなく高齢者の通院の手助けをするサービスをはじめました。その最大の特徴は、ドラバーは全員女性ということです。両社ともに新サービスで、道で客を拾うだけでなく固定客を増やす取り組みを行っています。


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posted by CYL at 11:37 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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