2015年09月02日

ガイアの夜明け|日本の技術で世界を救う!新ベンチャーの魅力

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ガイアの夜明け
日本の技術で世界を救う!新ベンチャーの魅力



電気がない村に明かりを届ける

私たちがいま当たり前に使っている電気ですが、世界にはまだまだ電気を使えない地域があります。特にアフリカ大陸のサハラ砂漠以南では、人口の68%が電気のない暮らしを送っています。そんな人々に日本のベンチャー企業が独自の技術で電気を届けようと動いていました。

東京大学初ベンチャー「デジタルグリッド」

東京文京区に未電化地域に目をつけた企業があります。2013年に創業した社員数30人のデジタルグリッドです。デジタルグリッドは、東京大学の研究成果から生まれたベンチャー企業です。

世界初電気の量り売り

会社のコア技術を担うのは東京大学の阿部力也博士です。阿部さんは、未電化地域に電気を届ける画期的な技術を開発していました。それは、電気量を調節して必要な分だけ送り出すことができる機械です。その機械によって電気の量り売りができるのです。

タンザニアに現地法人

デジタルグリッドは、広大な国土のほとんどが未電化地域のタンザニアに現地法人を立ち上げ、点在する村に電気を量り売りする拠点を作ろうと考えています。目をつけたのは、どんな村にも必ずある小さな商店「キオスク」です。

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そのビジネスモデルは?

発電にはソーラーパネルを使います。お客は欲しい分の電気料金を店主に支払います。店主はスマートフォンをつかって客からもらった金額を入力するだけで、デジタルグリッドが開発した電気を量り売りする機械からお客の携帯電話に電気が送られるという仕組みです。つまり、わずかな金額でもお客が必要とする電気を量り売りすることができるのです。

ビジネスの仕組みは、デジタルグリッドが設備代の約30万円はが負担し、売り上げの8割がデジタルグリッドの売り上げとなり、2割がキオスクの店主の売り上げとなります。そして、ラジオやランタンを貸し出し電気の需要を上げようとしています。

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長持ちするバッテリーを
日本の技術で届ける

インドの隣にあるバングラディシュは天然ガスの産出国ですが、その産出量は年々減り続けています。そのため、天然ガスの価格はここ10年で3倍に高騰し、庶民の足となっている三輪タクシーの運転手たちを苦しめています。売り上げの半分以上が燃料代として消えてしまうからです。

そこで天然ガスが枯渇してしまう前に、電気で走る電動三輪バイクを普及させようとする日本のベンチャー企業があります。

テラモーターズ

電動バイクメーカーのテラモーターズの東京渋谷にある本社はわずか四畳半のレンタルオフィスです。保険会社の営業マンだった徳重徹さんが2010年に立ち上げたテラモーターズは、社員30人のベンチャー企業です。会社を支えているのは大手メーカーを退職した技術者たちです。

武器は技術力

テラモーターズは自社で設計だけを行います。電動バイクに必要なタイヤやハンドルといったパーツは様々なメーカーから調達し、組み立ては海外の工場で行います。テラモーターズでは、アジア4カ国に社員20人を派遣し、電動バイクの販売をはじめています。

バングラディシュの三輪タクシー

テラモーターズが電動バイクの市場として目をつけたのが、インドの隣にあるバングラディシュです。バングラディシュでは、現地の人々の足として使われている三輪タクシーがあります。

現在は、電動の三輪タクシー市場は、中国企業3社が市場を席巻していますが、ドライバーは口々に中国製のバッテリーの不満を口にします。中国製のバッテリーは半年ほどしかもたないというのです。

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充電器に日本の技術

そこで、テラモーターズは、最大の売りを”長持ちするバッテリー”としました。中国製の充電器は、変圧器が入っている単純な構造のため、バッテリーがフル充電になっても、電流を流し続けるため過充電になります。

一方、テラモーターズの充電器は、充電の量を制御する電子回路が組み込まれているため、フル充電に近づくと電流を自動的に制御します。充電器の違いによって、中国メーカーのバッテリーは半年しかもちませんが、テラモーターズのバッテリーは1年半持つといいます。

市場開拓に手応えあり!

車体の販売価格は中国メーカーとおなじ21万円で売り出すこととしました。バッテリーが長持ちすることで、販売初日から多くのお客が押し寄せ、予定していた12台すべてが売れました。現地スタッフは作れば売れるという手応えを感じていました。

まとめ

世界を見渡せば問題を抱え困っている国がたくさんあります。そうした問題を解決する商品を作れば新たな市場が開拓できるはずです。日本の技術力を生かして現地のニーズに合わせて価格を抑えた商品を届け、現地の人に喜んでもらう。日本のベンチャー企業の底力に期待したいと思います。


posted by CYL at 17:05 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする