2015年08月14日

ガイアの夜明け|地方を変える!新たな水族館・博物館

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ガイアの夜明け
地方を変える!新たな水族館・博物館



博物館や水族館にはこれまでにとらわれない仕掛けによって人々を呼び込む力があります。また観光資源として地域活性化の起爆剤となる可能性を秘めています。その力に勝機を見出し、これまで携わって来なかった企業が開発に乗り出しています。

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三井物産|仙台うみの杜水族館
水族館ビジネスで復興支援

宮城県松島にあるマリンピア松島水族館は、1927年の開業から88年間にわたり地元の人々から愛されてきた水族館です。その水族館が、2014年5月10日に閉館となりました。三井物産が大手商社としてはじめて開発した水族館「仙台うみの杜水族館」は、閉館した松島水族館で展示していたほぼすべての生き物を引き継ぐ形で2015年7月1日にオープンしました。

商社が水族館ビジネスに乗り出した理由は、産業を興すことが商社の役割という考えがありました。そして、ひとつの産業として水族館ビジネスを手がけることで、継続的に地域の活性化や雇用を生み出すことで復興を支援したいという思いがありました。海の杜水族館がある地域は、東日本大震災による津波で大きな被害を受けました。新しい水族館はこの地域の復興のシンボルでもあるのです。

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そんな水族館の最大の目玉は、世界三大漁場のひとつである地元三陸の海を再現した巨大な水槽です。そして水槽の主役となるのが、ヨシキリザメです。宮城県の気仙沼は江戸時代からフカヒレの生産で栄えたサメの街です。捕獲されるサメのほとんどがヨシキリザメなのですが、ヨシキリザメを泳ぐ姿を見た人はほとんどいないといいます。

そして水族館を担当する三井物産の吉井新さん(37)が、食べ物として食されているヨシキリザメをより身近に感じてもらおうと考えたのが、ヨシキリザメの解体ショーでした。さらにヨシキリザメを実際に味わってもらおうとヨシキリザメを加工してつくったナゲットとポテトフライを組み合わせた「シャーク&チップス」という軽食を販売しました。

様々な工夫をこらしたことで、仙台うみの杜水族館の7月の入館者数は予想を遥かに上まる22万8000人を記録しました。

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国立科学博物館|コラボミュージアム
地方の博物館を元気にする


15年ぶりに展示方法を大幅に見直し2015年7月14日にリニューアルオープンした東京上野にある国立科学博物館は、年間入館者217万人で、次々に話題性のある展示を仕掛けることで、その来場者数は10年前の2倍となっています。そして、リニューアル後はさらに3割増えているといいます。

そんな国立科学博物館の職員の飯岡達人さん(26)がやってきたのは、福島県福島市にある福島県文化センターでした。その目的は、国立科学博物館が地方の文化事業を盛り上げるため、地方の文化施設と連携して行っているコラボミュージアムというイベントでした。これまで全国の62箇所で実施されてきました。福島市は科学博物館がない地域であり、会場はあるのですが、展示ノウハウがないため、国立科学博物館に協力を依頼したのです。

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国立科学博物館には東京上野の博物館の展示の他に、茨城県つくば市にある研究所に、動物の標本資料208万点や植物の化石5万点などを保有しています。イベントを担当する飯岡達人さん(26)は、研究所に赴き研究員からアドバイスをもらいながら、福島での展示のアイデアを練っていました。そして、選んだ展示が、1968年に福島県の高校生が発見した首長竜「フタバスズキリュウ」など福島に関する標本を全面に打ち出した展示とすることに決めました。

そしてコラボミュージアム当日は、展示に加えて国立科学博物館の研究員による詳しい解説と有名な恐竜博士の講演を行いました。その結果、福島市で行ったコラボミュージアムは、15日間で3315人が来場し、福島にたくさんの笑顔を生み出しました。


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posted by CYL at 08:23 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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