2015年08月04日

ワールドビジネスサテライト|電力完全自由化〜お得な電力会社選び〜

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電力完全自由〜お得な電力会社選び〜



2000年から段階的にはじまった電力自由化ですが、これまでは法人などの大口利用者向けでしたが、2016年4月から一般家庭でも電力会社を選べるようになります。

これにより全国でおよそ8400万の利用者、8兆円を超える巨大市場が解放されることになります。 2015年8月3日、経済産業省では、家庭向け電力自由化に参入を決めた小売事業者の登録を開始し、さっそく24社がやってきました。新規参入業者は今後も増える見通しです。

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価格で勝負
ケイ・オプティコム|セット割

いちはやく登録をした通信会社「ケイ・オプティコム」は、大阪の本社で記者会見を開き、既存の電力会社よりも料金を安く提供することを発表しました。

ケイ・オプティコムは、関西で150万人を超える会員をもつインターネット通信大手です。会員向けにインターネットと電気料金のセット割引を提供し、顧客を囲い込む戦略です。ただし、ケイ・オプティコム自体は自前の発電施設を持っていません。

実は、新規参入企業の多くは、ケイ・オプティコムのように自前の発電施設を持っておらず、電気を卸市場や既存の電力会社から購入するため値下げはできません。そのため、インターネット回線などとセット割にしているのです。

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消費者は総合的判断が必要
セット割料金は、他の電力会社でも検討が進んでいます。たとえば、東京電力は、ドコモやKDDI、ソフトバンクなどの通信大手を組んで電気料金を割り引くことを検討しているほか、Tポイントやポンタなどとも提携する予定です。(2016年1月提携開始)

2016年4月以降、お得な電力会社を選ぶには、自分が使っているスマートフォンやネット回線、活用しているポイントカードなど、総合的に考える必要があるといいます。

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価格以外で勝負
須賀川瓦斯|再生可能エネルギー

一方、電気事業者の中には価格以外で勝負しようとする動きもあります。福島県にある須賀川瓦斯は、再生可能エネルギーで発電した電気であることを打ち出していくといいます。

須賀川瓦斯の橋本副社長によると現在稼働中の太陽光発電施設がおよそ70カ所あるといいます。須賀川瓦斯では2016年4月までに太陽光発電施設の数をさらに30カ所増やして、合計100カ所にする計画です。

それでもすべての電気を太陽光発電でまかなうことはできませんが、再生可能エネルギーを主体とした電力であることを打ち出す方針です。課題は、再生可能エネルギーでは新規参入業者との価格勝負が難しいため、消費者の理解をいかに得るかが鍵となります。最終的には再生可能エネルギー100%を目指すと橋本副社長は語ります。原子力発電所がある福島の企業ならではの戦略です。

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経営戦略のポイント|電気に付加価値
東京大学大橋弘教授によると電気には色がついていないため価格競争に陥りやすいといいます。事業者はいかに電気に付加価値をつけるかが経営戦略上の重要なポイントになると語ります。


posted by CYL at 09:42 | ワールドビジネスサテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする