2015年07月10日

スーパープレゼンテーション|照明デザイナー_ロヒール・ファン・デル・ハイデ

スーパープレゼンテーション|照明デザイナーロヒール.jpg


オランダ出身の照明デザイナーのロヒール・ファン・デル・ハイデは、独創的なデザインで世界の注目を集める人物です。

北京オリンピックのメインスタジアムでは、鳥の巣のような複雑な構造物を内側からライトアップし、スタジアム全体を巨大な提灯に見えるようにデザインしました。

また韓国ソウルにあるデパートでは、壁一面に4000個のLEDライトを設置し、光を細かく制御することで躍動感あふれる外観を演出しました。光の魔術師ロヒールが、光を操るテクニックを明かします。

プレゼンテーション
なぜ光には暗闇が必要か


ル・コルビュジエ
”明かりが空間の雰囲気を決める。明かりは建築表現でもある”というのは有名建築家のル・コルビュジエのことばです。彼の作品であるロンシャンの礼拝堂がそれを示しています。暗闇があるからこそできる光に演出です。

スーパープレゼンテーション|健康で幸せ.jpg


S・カラトラバ
S・カラトラバは、”照明設計は快適さのためだ”と語りました。快適さとは、空が見え、太陽を感じることができることを意味します。太陽は色の変化をもたらし、そして美をもたらすのです。

スーパープレゼンテーション|太陽の動きを感じる.jpg



リチャード・ケリー
リチャード・ケリーは、1930年代に照明デザインに関する3つのコンセプトを打ち出しました。焦点的な光、周辺の明かり、揺らめく輝き、これらが合わさって美しい空間ができるとしています。

焦点的な光は、空間に方向性を持たせる光で、舞台照明のスポットライトのように注目を集めます。

周辺の明かりは、無限に広がるような光です。気持ちが安らぐ考え事をするのにいいような光です。

揺らめく輝きは、イメージとしては香港の夜景や劇場のシャンデリアなど遊び心のある飾りです。

つまり、光と闇の組み合わせが暮らしを豊かにするということです。

スーパープレゼンテーション|リチャード・ケリー3つのコンセプト.jpg



LED照明|都市照明を見直すべき
いま都会で星を見ることは難しくなっています。ロヒールさんは、こうした状況に危機感を抱いており、都市照明を見直すべきだといいます。

そこでロヒールさんが注目しているのがLED照明です。LED照明は明かりが必要な部分だけを照らすことができるからです。

たとえば、照明用のスポットライトは、LEDの小さな光源を複数集めることでより細やかな照明デザインが可能になりました。

LED照明|アムステルダム国立美術館
LED照明を使ってロヒールさんが手がけた最新プロジェクトがアムステルダム国立美術館です。10年に及ぶ改修を終え、館内の明かりは全てLED照明となっています。LED照明により、作品の劣化を抑え、作品一つ一つに光が当たるように調整することが可能となりました。

17世紀の天才画家のレンブラントの名画「夜警」は、主役の男性たちを闇に浮かび上がらせたオランダ絵画の傑作です。作品本来の色使いなど作品細部を鑑賞できるようロヒールさんは、自然光に近い明かりを作り出しました。

光の魔術師レンブラントと同じくロヒールさんも現代にその精神を根付かせようとしています。


スーパープレゼンテーション|都市照明LED.jpg




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posted by CYL at 19:11 | スーパープレゼンテーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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