2015年06月24日

ガイアの夜明け|快進撃スーパーの裏側”驚きの人材力”

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ガイアの夜明け|
快進撃スーパーの裏側”驚きの人材力”




消費増税や進行する円高の影響で苦戦を強いられるスーパー業界にあって、業績をあげているスーパーがあります。その好調の陰には確かな”人材力”がありました。


エブリイの人材力|チームワーク

広島を中心に店舗を展開するスーパー「エブリイ」では、開店30分前にもかかわらず、すでに100人以上の行列ができています。店内には、「朝精米した米」や「朝採れたまご」、「朝さばいた鶏肉」など鮮度の良い商品が並んでいます。

なかでも人気なのは鮮魚売り場です。丸ごと1匹の魚が並びます。午前中は魚の扱いに慣れた年配のお客にあわせて1匹で魚を販売をしています。午前11時頃になると午後にやってくる若い客に向けて調理しやすい切り身にして販売する準備を始めます。店員同士の連携で、ものの10分で売り場をがらりと変えてしまいました。

夕方4時になると売れ残った切り身を全て回収します。切り身にタレをつけてオーブンで焼き上げれば、夕飯にぴったりの惣菜の完成です。狙いどおり夕方の6時には全てが売れていきました。

エブリイは、安くて新鮮でおいしい商品とお客にニーズにあわせた販売と店員同士のチームワークの良さで、14年連続の二桁増収、売り上げは479億円を記録しています。

そんな好調のスーパーを率いるのが岡崎雅廣社長です。岡崎社長が就任した頃は毎年赤字の負け組スーパーでした。「”超鮮度”に取り組んだとき、人間力なくして実現できない。類のない人づくり企業を目指していく」と岡崎さんは語ります。

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タイプ別特性を生かしたチーム作り

社員をオラウータン、ゴリラ、チンパンジー、ボノボという4つの類人猿の行動傾向に分類し、適材適所の人材配置を行うことで、職場での良好な人間関係が構築され、それが売り上げアップという形として現れています。

オラウータンタイプは、冷静で納得するまで仕事をする人で、論理的で分析を好みます。ボノボタイプは、相手の気持ちに敏感で共感できる人です。そのため相談相手に向いています。ゴリラタイプは、辛抱強く、地道な細かな作業が向いています。チンパンジーは、積極的で直感を信じて前進するので旗振り役に向いています。

たとえば新商品のうなぎのおにぎりを開発した際、新商品のアイデアを考えたのが、冷静で納得するまで仕事をするオラウータンタイプでした。そしてオラウータンタイプの社員の相談にのったのが相手の気持ちに敏感で共感が得意なボノボタイプ、商品の値段決めをしたのは、地道な仕事が得意なゴリラタイプ、最終判断を下したのが直感を信じて前進するチンパンジータイプの店長でした。


類人猿セミナー

社員を4種の類人猿に分け、うまく組み合わせることでチーム総合力がアップするといいます。エブリイでは、類人猿の特性を社員に当てはめ5年前から人員配置に活用しています。

定期的に開催する類人猿セミナーでは、タイプ別の接し方を学びます。この仕組みを導入した社長の岡崎さんは、その狙いについてこう語ります。「人は同じものを見ても違う見方をしていることをゲーム感覚で教えていくことで、チーム力を上げる手助けになる」

4つのタイプ別に分けるのに必要なのは、簡単な2つの質問です。一つ目の質問は、感情を表に出すタイプか、出さないタイプかという質問です。もう一つは、ものごとを追求し成果を求めるタイプか、安定を大切にするタイプかというものです。この二つの質問でどのタイプの類人猿かわかるといいます。

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類人猿セミナーでは、タイプごとの接し方や声のかけかた(指示)を学び、それを職場に持ち帰り生かします。

同じタイプの類人猿ごとにグループをつくって行ったのは、フラフープを床に置いて、人差指をつかってグループみんなで首の高さまで持ち上げるということでした。チンパンジーグループは何度やってもうまくいきませんでした。ほかのグループもうまく行かないのは同じでした。ゴリラもボノボもオラウータンもうまくいきませんでした。

次に、4タイプから2人ずつを選抜してチームをつくりました。4つのタイプがいることで自然と役割が生まれチームワークがよくなりました。そして、不思議なことにうまくフラフープが持ち上がったのです。

セミナーを受けた社員のひとりは職場での意識がセミナーを受けてがらりと変わりました。「みんなで売り込んで、みんなで売り上げをつくって、みんなで「やったね」という笑顔になるのが理想なので、そこにはチームワークが必要だと思う。」と語ります。


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フーズマーケットサタケ|
対面販売の楽しいスーパー

昔は生鮮食品を買うというと商店街のお店で、店員とお客が会話をしながら買い物をする「対面販売」が主流でした。その後、高度経済成長期になって増えてのがスーパーです。陳列された商品の中なら好きな物を選んで買い物カゴに入れ、最後にレジで会計をする「セルフサービス方式」は、品揃えが豊富で価格も安いということで、全国に広がりました。

大阪を中心に10店舗を展開するスーパー「フーズマーケットサタケ」は、店構えは普通ですが、店内に入ると威勢のよい掛け声が響き渡ります。そして丁寧な説明にお客も納得して商品を買っていきます。売り上げは165億円と小規模チェーンとしては抜群の売り上げを誇ります。

1969年に創業したサタケはもともと対面販売の食品販売店でした。スーパーになったいまも対面販売の良さを守っているといいます。サタケを運営する佐竹食品の佐竹専務は「昔から市場らしさを大切にしてきたからお客さんとの会話して楽しんでもらう。しかめっ面で買い物するのではなく、笑顔で買い物をしてもらいたい。そんなスーパーをつくりたいというのが一番の目標」と語ります。

客を魅了する人材力
サタケの中でも一際客の心をつかむのが上手な店員がいます。青果売り場の責任者の工代真也さん(27)です。工代さんの接客を見てみると、梅酒をつくりたいと梅のことを質問したお客を砂糖売り場まで案内しました。梅酒に必要な砂糖の量とその他の材料について説明していました。

また、ほかのお客さんには声をかけて広告に載っていない商品を案内し購買意欲をそそります。さらにお客に見せていたのは生まれたばかりの自分の子供の写真でした。家族の話を交えて「野菜はこれがいいよ」とアドバイスをしてくれるから買い物がしやすいとお客は工代さんについて語ります。まるで友達と世間話をするように買い物ができると工代さんを目当てに毎日買い物にやってくるお客もいるといいます。

仕入れ方法
サタケでは、各店舗の売り場責任者に仕入れ・販売価格の設定などを一任しています。大手スーパーは一括大量購入で安く仕入れていますが、サタケでは大手スーパーが扱いづらい半端な数の商品から品質がよいものを選んで安く仕入れています。

自由裁量
毎週日曜日に開く対面販売の「青果市」。サタケでは販売方法も各店舗に任されています。その分、社員のやりがいとやる気はほかのスーパーとは違うと社員は語ります。また、客が喜ぶことならなんでもしていいというサタケの方針があり、餅つき大会や鯉のぼり仮装など各店舗ではさまざまな趣向を凝らした模様し物やイベントを開催しています。


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posted by CYL at 12:15 | ガイアの夜明け | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする