2015年06月15日

夢の扉+|自然エネルギー中心の社会を作る|阿部力也さん、秋田智司さん

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夢の扉+|自然エネルギー中心の社会を作る
阿部力也さん、秋田智司さん




電気の”おすそわけ”で世界を変える1
日本独自のエネルギーで自立


自然エネルギーを中心としたエネルギー制約のない社会をつくりたいと語るのは、東京大学大学院特任教授の阿部力也さん(61)です。世界100か国以上の国・地域から、招待された主要企業の経営者、国家元首や閣僚などの政治家など、2000〜3000人が参加するダボス会議に阿部さんがスピーカーとして招待されました。それは自然エネルギーの問題点を阿部さんの技術が解決するかもしれないからです。

夢の扉|デジタルグリッドルーター.jpg


「デジタルグリッドルーター」
自然エネルギーの代表格の太陽光発電は、太陽のエネルギーは無人そうですが、いかんせん天候に左右されるため、その発電量が不安定なことが大きな問題です。そんな問題の解決のために阿部さんが開発したのが、「デジタルグリッドルーター」です。
各施設や家庭につけれたルーターが協調し電気を融通し合うという仕組みです。例えるなら昔懐かしい”おすそわけ”です。つまり電気を作りすぎたらおとなりさんへおすそわけをする仕組みです。

ルーター間で自由に電気をやりとりできるので、たとえば、平日の昼間は電力需要が少ない家庭から会社へ電気をおすそわけし、休日は会社でつくった電気を家庭におすそわけといった具合です。もし、この仕組みが実用化されれば、現在、中東の石油や天然ガスなど外国の資源に依存している日本のエネルギーですが、日本独自のエネルギーで自立をすることも夢ではありません。



電気の”おすそわけ”で世界を変える2
未電化地域に電気を供給する


現在世界には電気がない生活を送っている人々が13億人いるといわれています。そんな未電化地域のひとつアフリカのケニアで阿部さんが関わるもう一つのプロジェクトがあります。

ケニアの電気の普及率は5%とほとんどの地域が電気のない未電化地域ですが、ケニアの携帯電話の普及率は70%を超えています。有名なマサイ族にとっても携帯電話は遊牧にかかせない生活必需品になっています。そんなケニアの村には携帯電話の充電をサービスをする店がありますが、その数は圧倒的に少ないという問題があります。携帯電話の充電問題を解決し、電気のランプを人々に貸し出す事業を阿部さんと同じ夢を追いかける若者が行っています。

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「充電キオスク」
デジタルグリッドソリューションズ社長の秋田智司さん(34)は、阿部さんともに夢を追いかけている仲間の一人です。阿部さんの技術「デジタルグリッドルーター」を使って、携帯電話の充電と電気のランプを貸し出すサービスを行う「充電キオスク」をアフリカに広め電気のない人々へ電気を届けようとしています。

その仕組みは、お客がまず必要な電気の分だけ料金を電子マネーで支払います。すると「充電キオスク」のオーナーのスマートフォンを通してデータセンターに情報が送られます。データセンターからお店の蓄電器に情報が送られ、充電器からお客に料金分の電気が供給される仕組みです。電気の発電には太陽光発電が用いられます。

事業を始めたきっかけ
2015年5月現在「充電キオスク」は、ケニア5カ所、タンザニア8カ所に設置されて未電化地域に明かりを届けています。事業の中心を担う秋田智司さん(34)は、学生時代、恵まれない人を救おうとアフリカでボランティアを行っていました。そこで学んだのは、現地の人々は、援助ではなく自分たちで村を豊かにしたいと願っていたことでした。30歳のとき、アフリカに仕事を作ろうと勤めていた外資系企業を辞めました。そのとき阿部さんの技術と出逢ったのです。

阿部さんは秋田さんの熱意に押され2013年にケニアを訪れました。村には援助でつくられた立派な太陽光発電がありましたが電気が村に普及することはありませんでした。電気のない地域に電気のランタンで明かりを届けたいと考えた阿部さんでしたが、寄付ではなくビジネスとして電気のランタンを貸し出す方法はないかと考えました。寄付ではなくビジネスでと考えたのはわけがありました。寄付だとそれきりになってしまいますが、ビジネスであれば現地の人々の自立につながると考えたからでした。そこで辿りついた結論が、電気の量り売りビジネスと電気のランタンを貸し出すというビジネスの組み合わせでした。

秋田さんの背中を押したことば
アフリカの人達が自立できるサービスに辿りつきましたが、もっと準備をすべきだと考えた、秋田さんは一歩を踏み出せないでいました。そんな秋田さんの背中を押したのが阿部さんがかけたことばでした。「そこに電気を待っている人がいるならやってみよう。前のめりでいこう。」

阿部さんはジェットコースターで一番怖い乗り方は腰が引けて背もたれに背中をつけて乗ることだといいます。怖くても前のめりになって乗ると拍子抜けするくらい怖くない。つまり、腰を引くから怖い、だったら前のめりで行こうと伝えたのです。秋田さんは家族を連れてアフリカに移住する覚悟を決め、現在活動を続けています。


”腰を引くから怖い 前のめりで行こう”







色々な発電方法

田んぼ発電
東京薬科大学 渡邉一哉教授
稲が光合成をしてつくった有機物を根から放出。土の中にいる微生物が有機物を電気に変えるという発電方法。

宝石発電
広島大学大学院先端物質科学研究所
宝石が熱を電気に変えるという発電方法。発電する鉱石テトラヘッドライトを人工合成に成功しました。アメリカの火星探査機”キュリオシティ”に宝石発電が使われています。宝石発電の売りは丈夫で長持ちすることです。


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posted by CYL at 16:18 | 夢の扉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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