2015年06月12日

NHK「NEXT未来のために」|おっちゃんは君らの未来をあきらめへん


NHK「NEXT未来のために」
おっちゃんは君らの未来をあきらめへん


京都市内にある児童擁護施設には、さまざま理由で親と一緒に暮らすことのできない子供たちが暮らしています。施設には高校卒業までしかいることができない子供たちには、高校卒業後自力で生きていかねばならない厳しい現実が待っています。施設の卒業生の中には、ホームレスになってしまったり、生活保護を受けざるを得ないケースも少なくありません。そん中、中小企業のおっちゃん、おばちゃんが、子供達を自分の会社で働かせてたり、相談相手になったり世話を焼いています。


自立に向けて奮闘する子供たち
それを支える大人たち


親と死別した子どもや親から虐待を受けた子ども、ネグレクトと呼ばれる子育てを親が放棄した子ども、そうしたことが子ども達の自立を難しくしている理由のひとつとなっています。

施設に入れるのは高校卒業まで。卒業したら自力で生きていかねばなりません。施設を出た子ども達の中には、ホームレスになったり生活保護を受けざるを得ないケースもあります。

子ども達の役に立てないかと立ち上がった大人達がいます。そのひとりが写真スタジオを営む前川順さん(55)です。施設の卒業写真をボランティアで撮っているときに話を聞いて、6年前から中小企業の仲間と施設に通い始めました。

千夏さん(15)

月に1回の施設の訪問日。夕食の後、子ども達の話に耳を傾ける前川さんの姿がありました。施設の15歳の少女千夏さんが前川さんに相談を持ちかけました。幸せの記録をずっと残す写真を撮る仕事をしたいと伝えたのです。千夏さんは1年前に施設にやってきました。母親が子育てや育児に追い詰められてため施設に預けられました。

小学校低学年の時に両親は離婚し、千夏さんと4つ違いの姉をひとりで育てていました。施設に預けられる2日前、母親と言い争いをした歳に母から「あなたを育てられません。」と言われたといいます。姉と母との生活を取り戻せない千夏さんは幼い頃の幸せだったころの写真を見つめていました。千夏さんにとって幸せがいっぱい詰まった写真に興味をもったのはいわば自然な流れでした。

春休み、千夏さんは前川さんが経営する写真スタジオで4日間の実習を受けることとなりました。見よう見まねで助手の仕事をこなしました。写真の被写体となる幸せそうな家族をみて千夏さんが辛くなるのではないかと前川さんは心配していましたが、千夏さんは大丈夫だったようです。お昼には前川さんの奥さんがつくった手作り弁当をみんなで食べて、千夏さんは久しぶりに楽しい時間を過ごしました。

その後、千夏さんは結婚式の前撮りにカメラを持って参加しました。新郎新婦の幸せそうな姿を見ているだけで幸せになることを実感した千夏さんは写真に生きる決意を新たにしました。


直登さん(18)

実習を終えた子ども達が施設に集まりました。実習を終えた子ども達による体験報告会が開かれるのです。焼肉店での実習を終えた直登さん(18)は浮かない顔をしていました。施設に入ったのは2年前、中学時代に軽い知的障害あることがわかりその頃から親に見捨てられたと感じるようになっていました。焼き肉店で実習をしましたが、疎外感を感じたと報告をしました。

高校卒業が近づいた日、直登さんは再び焼き肉店の厨房にいました。もう一度実習させてほしいと自分から頼み込んだのです。その後、直登さんは卒業後焼き肉店に入社することとなりました。焼き肉店の社長は、力をつけようと努力する姿を見せてくれるだけでいい、それが職場の力になると考えていました。

しおんさん(15)

写真スタジオの前川さんが最近心配している少女がいました。中学3年生のしおんさんです。小学校3年生のときにシングルマザーだった母を亡くし施設に引き取られました。学校にもほとんど行かず、限られた人としか会話を交わしません。前川さんはしおんさんを職業体験に連れ出すことにしました。連れ出したのは前川さんの仲間のひとりが経営する工務店が建築中の住宅の建築現場でした。しおんさんの将来の夢が大工だと聞いていたからでした。現場で工務店の社長と一緒に小物入れを制作するうちに、しおんさんの表情が変わりました。施設に小物入れをもって笑顔で変えてきたしおんさんを見た施設長もその表情の変化に驚いていました。

施設の職員、中小企業のおっちゃんおばちゃんの愛情を受けて子供たちは必死に未来を切り開らこうと努力する姿ありました。




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posted by CYL at 14:51 | NEXT 未来のために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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