2015年06月08日

情熱大陸 剣士|竹ノ内佑也


情熱大陸 剣士|竹ノ内佑也



自己流

いま剣道界では若手の台頭がめざましい。竹ノ内さんは筑波大学4年生で学生の出場すら珍しい剣道日本一を決める全日本剣道選手権大会で優勝しました。学生が頂点に立ったのはじつに43年ぶりにこととあって剣道界では大きな”事件”でした。

3年に1度開催される剣道の世界選手権の代表にも学生としてはじめて選ばれた竹ノ内さんは、筑波大学で51人の部員を率いる剣道部の主将を務めています。後輩の稽古ではなによりも立ち向かう気迫を求めています。竹ノ内さんの強さは、勝負カンの鋭さと平常心だと筑波大学の剣道部部長は語ります。

1993年生まれの竹ノ内さんは、剣道7段の父親が指導する地元の道場で3歳から剣道をはじめました。得意なのはいまも昔も面だという竹ノ内さんは、高校時代には剣道の名門である福岡大学付属大濠高校に進学しタイトルを総なめにしました。帰省したときにはかつて通った道場で後輩に稽古をつけるのがいつもの習慣となっています。

そんな竹ノ内さんがサインに記すことばは”自己流”です。先生に教えられたことに自分にしかできないことを加える、プラスアルファが大切だと考えています。

3年に1度の世界選手権

過去15回開催された世界剣道選手権大会で日本が優勝を逃したのは1度だけです。そのときに優勝を果たしたのがライバルの韓国でした。今年の大会は5月31日に日本武道館で開催され、世界56カ国が参加しました。

日本代表が一番大切にしているのが団体戦です。5人対5人で行われる団体戦で、勝利が義務づけられた先鋒を任されたのが竹ノ内さんです。世界選手権に学生が出場するのははじめてのこと。しかもチームに勢いづける先鋒という大切なポジションを任された重圧は計り知れません。

日本は順調に勝ち進み、準決勝のハンガリー戦では竹ノ内選手の面が冴え日本は決勝に駒を進めました。一方のライバル韓国も準決勝でアメリカを破りやはり決勝に駒を進めてきました。

竹ノ内選手が対する相手は身長194cmの強敵です。開始4分20秒、勝敗をわけたのはまさに一瞬でした。小手を誘った直後、相手の攻撃をいなした竹ノ内さんの竹刀が相手の面に叩き込まれました。終わってみれば竹ノ内さんの白星が日本の優勝を決めていました。

試合後のインタビューで強さに秘訣は?の質問に「やってやるという気持だけ。それが折れないかぎりいける」と答える竹ノ内さんの姿がありました。会場の外で子どもたちから求められるサインに応じる色紙にはいつも通り”自己流”の文字がありました。


posted by CYL at 11:26 | 情熱大陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする