2015年06月03日

NHKスペシャル 第2回「”バブル”と”失われた20年”何が起きていたのか」3

NHKスペシャル 戦後70年ニッポンの肖像 
第2回「”バブル”と”失われた20年”
何が起きていたのか」その3


<なぜバブルは膨らんだのか>
理由その3 勘違い


日本の自動車と半導体がアメリカを抜いてトップに躍り出ました。1979年にはJapan as No1という本がアメリカで出版され、日本の製造業の強さに注目が集まりました。

産業構造の転換だった
実際にアメリカでは製造業の競争力が低下していました。しかし、このときアメリカでは製造業から金融や情報産業への産業構造の転換がはじまっていたのです。のちのIT技術革新へと繋がっていくのですが、日本には、アメリカ経済が弱くなったとしか見えませんでした。

アメリカでは、70年代末から80年代にかけて規格大量生産の製造業はダメだという考えが広がっていました。それまでの技術革新は、大型化、大量化、高速化でしたが、80年代から省エネルギー、情報化、多様化の技術になっていきました。

そんなアメリカでは製造業が衰退しサービス産業が発達するというのが正し方向だったのですが、当時はそれがわからずに、アメリカ経済が弱くなったとしか見えなかったのです。

日本が強いからこそアメリカ市場で勝っているという”勘違い”が根底にあったために、地価が上昇しても、株価が上昇しても当たり前だと考えられていたのです。つまり、日本は21世紀に向けて大成長するのだから土地が上がり、株が上がるという神話を人々は信じていたのです。

<なぜバブルははじけたのか>

株価急落、利上げ、不動産融資への総量制限
年が明けた1990年1月株式市場で異変がはじまりました。株価が下落に転じたのです。阪和興業の北社長は巨額の損失を出して社長を辞任、本業回帰をして経営再建まで8年間の歳月を費やしました。1997年11月には山一証券 損失隠しで自主廃業に追い込まれました。

地価急落
日銀の利上げ、大蔵省による不動産融資への総量規制、銀行の姿勢が一変しました。これまで受けてきた銀行から融資が急になくなり、麻布建物の元社長 渡辺喜太郎は、バブル崩壊により会社は破綻してしまいました。



posted by CYL at 19:21 | NHKスペシャル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする