2015年05月19日

社員の健康を守る新しい役職「CWO」


社員の健康を守る新しい役職「CWO」




武道の世界の基本は「心、技、体」ですが、これまで企業で働く社員にはいくぶん心と体への配慮が欠けていたのかもしれません。社員の健康が生産性の向上につながるとして、新しい役職を設けて社員の健康を促進する動きがあります。


新役職はCWO

タクシー大手の日本交通や牛丼チェーンを展開する吉野家ホールディング
が共同で記者会見を行いました。新しい役職「CWO」の導入を推進することを発表しました。CWOとは、Chief Wellness Officerの略で、社員の健康管理を促す責任者です。

制度の普及を中心になって進めるのは、ネットを使った健康管理を手がけるベンチャー企業「FiNC」です。FiNCの溝口勇児社長は、「心と体の健康を変えていきたい、企業を変えていく、そうすれば日本が変わると信じます。」と熱意を込めて思いを語ります。

社員の健康改善策を提案することで、作業効率が改善し、生産性の向上を目指します。

別の狙いも

人手不足のタクシー業界。大手の日本交通は、女性や新卒の採用に力をいれていますが、長時間労働のイメージを拭いきれません。CWOの導入の狙いを日本交通の川鍋社長は「健康な会社・産業を目指しているということをアピールしたいと思っている」と語ります。

一方、肉を使わないベジ丼など健康志向のメニューを打ち出した吉野家ホールディングスの河村社長は「お客様に健康を提供するのであれば、われわれ自身が健康でないと説得力がない。」とCWOの導入の意図を語りました。

社員の健康管理は企業の重要な戦略

2015年3月東京証券取引所と経済産業省が健康経営銘柄として22社を選定しました。そのひとつがロート製薬です。

ロート製薬のオフィスに入るとバランスボールに座って仕事をしている社員が目に飛び込んできます。ロート製薬では、新たなにCHO(チーフヘルスオフィサー最高健康責任者)を設けました。就任したのは、インド出身のロート製薬 副社長兼CHO ジュネジャ・レカ氏です。

2011年には、社員全員が参加し健康増進100日プロジェクトを行いました。肥満改善などにむけた取り組みで、その結果、700人がチャレンジしてその約8割に腹囲マイナス1cm以上の改善効果が現れました。

健康維持することで生産性が向上するほか、健康保険組合の医療費の削減につながる可能性も期待されます。


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posted by CYL at 10:37 | ワールドビジネスサテライト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする