2015年05月14日

豊洲新市場移転問題 喜代村撤退の背景には何が

豊洲新市場移転問題
喜代村撤退の背景には何が



1935年に建設された築地市場の老朽化により豊洲新市場への移転が2016年11月に予定されています。新市場に併設される観光商業施設「千客万来」の運営事業者であった大和ハウス工業とすしざんまいを運営する喜代村の相次ぐ撤退が発表されました。その背景にあるのはどんな問題があったのでしょうか。


築地市場はいまや東京の観光名所の名所のひとつになっており、年間900万人の人が訪れます。新市場に併設される予定の観光商業施設「千客万来」の運営事業主である喜代村は撤退の理由について、東京都が説明に反して「大江戸温泉物語」の契約を延長したことをあげていましたが、他にも問題があるようです。


新市場の設計に問題
東京都中央市場労働組合の中澤誠さんは、「物流の間に道路が走ることは考えられない」と語ります。

市場は主に3つの棟から構成されています。セリを行う「卸棟」、卸から買い付け飲食業者などに販売する「仲卸棟」、野菜を果物を扱う「青果棟」です。問題とされているのが、3つの棟が道路で分断されているために物流に一番重要なスピードに問題が生じる可能性があるのです。

分断している道路は、環状2号線。2020年の東京オリンピックでは選手村と競技場エリアを結ぶ幹線道路になります。

道路使用の問題
大和ハウス工業が撤退を決めた理由は、千客万来施設へ商品搬入のための道路使用は難しいと判断したことでした。大和ハウスが建設を予定した「千客万来」へ商品を搬入する際に青果棟の入り口と同じ道路を使う為、渋滞が発生する可能性がああります。それに対して、築地市場青果連合事業協会は、物流に支障がでるため道路の使用を認められないと東京都に訴えたのです。東京都も築地市場青果連合事業協会が認めなければ、千客万来施設そのものを承認しないと文書に明記したのです。

事業者資格失う
大和ハウス工業が撤退したことで喜代村は、事業運営者の資格して都が定めた「10年以上の大規模施設の運営実績」を満たすことができなくなりました。大和ハウス工業にかわるパートナーを探したが結局見つけることができず止む無く撤退をしたという事情が背景にあるようです。


posted by CYL at 11:18 | 話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする