2015年04月20日

あさイチ×相続税 法改正、非課税枠、生前贈与のポイント

あさイチ×相続税

父、母(専業主婦)、兄(持ち家住宅ローン)、妹(賃貸)の4人家族で父がなくなった場合を想定して相続税について解説していきます。


<相続税の法改正>
今年(2015年)の1月から相続税について法改正がありました。下記のとおり相続税の課税される金額に変更がありました。課税される金額が下がったことで相続税を支払わなければならない人が増えたのです。

去年まで
5000万円+(1000万円×法定相続人数)

上記の家族の例だと5000万円+1000万円×3人で8000万円までなら相続税を支払う必要がありませんでした。(8000万円を超過した分に相続税がかかります)

今年から
3000万円+(600万円×法定相続人数)

上記家族の例だと3000万円+600万円×3人で4800万円
4800万円を超えると相続税がかかります。


<財産のチェック>
財産の主なものとしては、土地、建物、生命保険、預貯金です。そして負の財産としては借金や保証人があります。財産のチェックにあたってよくあるケースは預貯金の口座の数や通帳の保管場所、そして生命保険の加入の有無など家族が把握していなくて困ることがあります。

生命保険の保険証書(保険証券)
保険証書が見つからないときは保険会社の名入りのボールペンなどをヒントに保険会社に氏名と生年月日で照合をしてもらうことができます。またボールペン以外には預金通帳の引き落とし記録や毎年送られてくる保険内容を記した郵便物などもチェックすることで保険のもらい損を防ぎます。

借金
父がかかえていた借金は亡くなってから3ヶ月以内なら放棄することができます。ただし、負の財産である借金を放棄した場合は、正の財産(預貯金など)も放棄しなければなりません。借金の有無はたいてい支払わないと督促状がくるので気がつくことが多いのですが、やっかいなのは借金の保証人になっている場合です。保証人になっている場合はなかなか気がつかないので生前の家族間コミュニケーションが大切となります。

母の預貯金
母の預貯金の中でも生活費をやりくりして貯蓄した額は、亡くなった父の財産としてみなされてしまう可能性がありますので注意が必要です。


<非課税枠>
相続税の対象になる財産から差し引いてよい金額ですのでしっかりと把握しておきましょう。

生命保険金
法定相続人ひとりあたり500万円まで非課税になります。たとえば2000万円の生命保険を上記の家族の父がかけていたとすると法定相続人3名(母、兄、妹)×500万円が父の財産から差し引くことができますので、生命保険は500万円として計算することができます。

土地
小規模宅地等の特例
配偶者が土地を相続する場合、土地は評価額の80%は課税対象にはなりません。たとえば3000万円の土地評価額ならば評価額は600万円となります。(小規模宅地等の特例=小規模とは100坪以下になります。)


<注意!!!>
相続税がかからなくとも税務署への申告は必要です。(申告は10ヶ月以内に行う必要があります。)

また思わぬ出費がありますのでご注意ください。

不動産の登記費用
不動産名義の変更による費用です。(登記を司法書士に依頼した場合はさらに費用がかかります。)

税理士報酬
複雑な相続税の申告にかかる費用です。税理士によって金額がかわりますので見積もりを取ることがオススメです。


<いまからできる相続税の対策>

生前贈与
年間110万円以下は非課税
教育資金の一括贈与なら1500万円まで非課税






posted by CYL at 18:03 | あさイチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする