2015年04月13日

未来世紀ジパング × ケニア 地熱発電と充電ビジネスで電気を

未来世紀ジパング 沸騰現場の経済学
アフリカの沸騰現場のケニア


ケニアに電気を
地熱発電と充電ビジネス



アフリカ最高峰キリマンジャロの麓に暮らす先住民族のマサイ族は牛の放牧をしながら暮らしています。いま彼らの必需品となっているのが携帯電話です。ケニアの携帯電話の普及率は70%を超えています。その反面で電気を使えない地域が70%残っているのです。

地熱発電
ケニアには地球の割れ目と呼ばれるグレートリフトバレー(大地溝帯)があり地表の下にあるマントルと呼ばれる場所の熱を利用した地熱発電に適した土地です。2015年2月に新しい地熱発電所「オルカリア地熱発電所」が完成しました。そこでは東芝のタービンが活躍していました。

地熱発電は、地熱(水蒸気)の力でタービンという装置を回転させて発電します。日本は世界3位の地熱保有国で発電技術は世界一を誇ります。タービンや発電機は世界シェアの7割りを占めています。ケニア政府は日本の技術を利用して発電量を現在の10倍に増やすことを目標としています。

「水もないガスもない、油もないケニアには地熱が命だ」と語るのは西日本技術開発のチーフアドバイザーの池田直継さんです。巨大な掘削機で地熱の探査を行っていました。


充電ビジネス

ケニアのカンツーニ村にデジタルグリッドソリューションズ社長の秋田智司さんが大勢の村人の前で話す姿がありました。秋田さんは、村にある商店の屋根にソーラーパネルを設置して発電した電気をバッテリーに溜め、電気を村人に売る、そのシステムを商店にレンタルする充電ビジネスのため村を訪れました。

装置の中でも重要なものが、東京大学で開発された画期的な技術”ルーター”です。

ルーターの役割
1. 村人は欲しい電気分の料金で電子マネーで支払う
2, 日本で入金を確認し支払った分の電気を供給するようルーターに指示を出す
3. バッテリに溜まった電気をルーターを通して支払った金額分の電気が村人に提供される

ルーターが電気を管理してくれるので日本にいながらケニアで電気を誰がどれだけ購入したかがわかるのです。

秋田社長はこう語ります。「電気で明かりを提供するだけではなく、嬉しいや楽しいと思えることを提供していきたい。」



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posted by CYL at 18:10 | 未来世紀ジパング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする