2015年04月13日

未来世紀ジパング × ケニア 丸亀製麺を運営するトリドールのケニア進出

未来世紀ジパング 沸騰現場の経済学
アフリカの沸騰現場のケニア


丸亀製麺を運営するトリドールのケニア進出


飲食業がなぜケニアに?
ケニアのGDPは2004年と2014年のGDPの値を比較すると約4倍になっています。外食を楽しむ中間層といわれる人たちが増えてきているということを示しています。トリドールの目標は日本食のファーストフードを世界に広めるためにこれまで積極的な海外出店を行ってきました。ケニアにはまだマクドナルドもスターバックスもない魅力ある未開の地なのです。ケニアの首都ナイロビで日本食についてインタビューをすると日本食の存在はまったく知られていませんでした。筒井信人さんは丸亀製麺を展開するトリドールの社員、トリドールケニアの社長です。筒井さんは社長に直訴してケニアにやってきました。

うどん以外で勝負
トリドールの目標は日本食のファーストフードを世界に広めることだといいます。これまで海外進出を積極的に行ってきました。2011年のハワイ店オープンから台湾、モスクワなど世界で10の国と地域で92店舗を展開しています。しかし、経営企画室長小林寛之さんは「通期の黒字化は達成できていない。ロシア・欧米では攻め切れていない」といいます。その原因はうどんではないかと考え、うどん以外のものを考えていました。

ケニアはテリヤキキチンで勝負
ケニアの開店を間近に控えた店舗には「テリヤキジャパン」の文字がありました。チキンはケニア人にとって重要なタンバク源で人気定食にチキンのトマト煮があります。そしてトリドールはもともと焼き鳥店からスタートしているのでそのノウハウが活かせると考えたのがテリヤキチキンでした。ケニアで同じチキンを売るの商売敵はケンタッキーフライドチキンです。バーガー、チップス、ドリンクのセットは日本円で約900円と少々値は張りますが店内はそれでも多くの客で賑わっています。

(相場参考:ケニアの人気店でケニアの定番料理のチキンのトマト煮とウガリというトウモロコシの粉を練って固めた主食のセットは日本円で約460円です。)

慣れない土地でトラブルの連続で開店予定日より約3ヶ月遅れてなんとか開店を果たしました。一押しメニューはテリヤキチキン丼です。日本円で約630円、お客さんの評判も上々で日本食レストランが珍しいとあって新聞記者が取材に訪れていました。

お店を開店して意外な発見がありました。それはテリヤキチキン以外のメニューである焼うどんが売れたのです。本来はチキンの付け合わせとして用意されたものでしたが単品で頼むお客さんが続出したのです。美味しさの秘訣は打ちたての麺です。そして客の目の前で調理をするスタイルがケニアの人々を魅了したようです。初日の売り上げは20万円を越えました。

”まずは現場に入って調査しながら走りながら進めというのがトリドールスタイル。市場調査するお金があるなら出店する”




posted by CYL at 18:02 | 未来世紀ジパング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする