2015年04月04日

日銀の金融緩和政策から丸2年 金融機関の成長分野への支援の動き広がる

日銀の金融緩和政策から丸2年
金融機関の成長分野への支援の動き広がる



金融機関では成長期待の分野に支援の動きが相次いでいます。

三井住友銀行は、水素と水を化学反応をさせたエネルギーでモーターを動かして走らせる車「燃料電池車」などで今注目が集まる水素を使った事業への支援を行っています。移動式水素ステーションをグループ会社が購入してガスメーカーなどでつくる運営会社にリースをしたり、商社などと燃料電池車以外の水素活用策など議論を進め将来の融資拡大につなげることを目指しています。

技術の複雑化やスピードが要求される現在の市場では、もはやひとつの企業だけでは商品開発に対応できないことが多くなっています。三井住友銀行銀行では複数の企業で行うプロジェクトなどに加わることで資金需要をつくることは日本の成長にも必要なことと位置付けています。

また、みずほ銀行では今後成長が見込まれる再生医療やIT関連などのベンチャー企業を対象とした融資チームを新設しています。現在は赤字でも将来性が見込めれば融資に応じるとしています。

アメリカでは日本に比べベンチャー企業の数が圧倒的に多く存在します。そしてベンチャー企業に投資し育てる土壌があります。そのため新しい商品がどんどん生まれるという好循環が生まれます。日銀の規制緩和による資金が今後の成長産業の育成に使われるようになることは日本経済にとって重要なことです。

政府が少子高齢化社会にむけて子育て支援に力を注ぐように日本経済がこれからも世界でのプレゼンスを維持するには中長期的な視点に立って新しい産業を育てるいわば「新産業の”種”支援」が今後ますます必要になってきます。新商品開発には平均して15年、利益を生むには20年かかるといわれていますので、日銀の政策が成功したか否かの答えは20年後の日本にあるかもしれません。





posted by CYL at 11:22 | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする